| タイトル |
牛バイオプシー胚の生存性と凍結保存 |
| 担当機関 |
東京都畜産試験場 |
| 研究期間 |
1995~1997 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
性判別のためにバイオプシーした牛体外受精胚を保存するために、培養液中にβ-メルカプトエタノールを添加し培養した結果、20時間後まで、90%前後の生存が認められた。また、培養時間による凍結融解後の生存性に差は見られなかった。
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| 背景・ねらい |
PCR法による胚の性判別では、胚からサンプル細胞を採取(バイオプシー)するのでバイオプシーしていない胚(Intact胚)に較べ、生存性が劣る傾向が見られる。そこで性判別胚を移植するまでの間の損耗率を下げるため、培養液中に添加する血清の種類とβ-メルカプトエタノール(β-ME)の添加効果について、体外受精胚を用いて検討した。また培養時間による受胎率の差および、凍結融解後の生存性についても比較した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 媒精後7~8日目の体外受精胚をバイオプシーした後、 TCM-199を基礎培地とした5%子牛血清(CS)または5%牛胎児血清(FCS) にβ-ME(50μM)を添加した培地で20時間まで培養した結果、血清の種類にかかわらずβ-ME添加区では無添加区に較べ、胚胞腔の再現性が有意に高かった(表1)。
- β-ME(50μM)を添加した5%FCS-199 で4~8時間および16~20時間培養した体外受精由来の性判別胚を移植したところ、それぞれ83.3%、50.0%の受胎率であった(表2)。得られた産子の性は判別結果とすべて一致していた。
- バイオプシー後の胚を同様の培地で2~3時間および18~20時間培養後、1.5 Mエチレングリコールに 0.1Mシュークロースを加えた20%CS-PBSで凍結し、融解後の生存性を比較したところ、それぞれ78.0%、79.5%の胚で形態がもとに戻り、培養時間による差は見られず、バイオプシーしていない胚(80.5%)と比較しても遜色のないものであった(表3)。
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| 成果の活用面・留意点 |
性判別胚を移植するまでに長時間を要する場合、胚の保存培地中へのβ-ME添加の有効性が示唆された。また、その後の凍結においても悪影響は認められなかったことから、性判別凍結胚の移植試験に応用する予定である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
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