単体アミノ酸添加低蛋白質飼料の期別給与による採卵鶏からの排泄窒素量の低減化

タイトル 単体アミノ酸添加低蛋白質飼料の期別給与による採卵鶏からの排泄窒素量の低減化
担当機関 千葉県畜産センター
研究期間 1996~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 必須アミノ酸の要求量を満たした低蛋白質(CP13.6%)飼料を用いて、排泄窒素量の低減化を試みたところ、市販の採卵鶏用飼料(CP17.5%)に比べて産卵成績に大きな影響を与えず、排泄窒素量を21週齢より低蛋白質飼料切替区で最高の約28%低減できた。
背景・ねらい 最近の養鶏経営では、生産効率の向上を追求するため給与飼料の蛋白質含量は高レベルに
なっている。反面、直接生産に利用されずに排泄される余剰な窒素や燐等の未消化成分の
割合も多くなり、飼養羽数の増大及び集約化の進展と相まって土壌還元現場での環境に与
える負荷が増加している。そこで、地球規模的な環境保全の流れのなかで養鶏においても
環境負荷軽減化を目指した飼養技術の開発を行っていくことが必要となっている。
成果の内容・特徴 産卵性に影響を与えず排泄窒素量の低減の可能性を検討するために、21から80週齢の期間
、市販採卵鶏用飼料(CP17.5%)給与の対照区に対して、メチオニン、リジン、トリプト
ファン及びトレオニンの4種類の必須アミノ酸を添加し、アミノ酸要求量を充足するよう
調整した低蛋白質(CP13.6%)飼料を用いて、21週齢、37週及び53週齢よりそれぞれ市販
採卵鶏用飼料から低蛋白質飼料に切り替える期別給与を実施した。
  1. 低蛋白質飼料を給与することにより、排泄物中窒素含量及び排泄窒素量は減少し、対照
    区に対する排泄窒素量の低減率は21週齢から切替区で27.6%、37週齢切替区で22.8%、53
    週齢切替区で12.2%であった。(表1)
  2. 産卵率は低蛋白質飼料の給与により低下傾向を示したが有意差は認められず、切替時期
    の違いによる一定の傾向も見られなかった。(表2)
  3. 体重の推移は、21週及び37週齢より低蛋白質飼料切替区が、対照区と比べ体重の減少が見られたが、53週以降切替区では体重の減少は見られなかった。(図1)
  4. 鶏卵1kg当たりの飼料費は低蛋白質飼料を給与することで若干高くなった。(表3)
成果の活用面・留意点 飼料の低CP化は産卵性への影響を及ぼすためこれ以上の低CP化は望めない。
飼料の大幅な低蛋白質化は単体アミノ酸の添加を必要とするため、飼料コストの上昇が避
けられない。
図表1 215404-1.gif
図表2 215404-2.gif
図表3 215404-3.gif
図表4 215404-4.gif
カテゴリ 経営管理 コスト

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