| タイトル |
オゾンを利用した豚舎臭気の脱臭及び殺菌効果 |
| 担当機関 |
神奈川県畜産研究所 |
| 研究期間 |
1998~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
豚舎内作業者や家畜に与える影響を考慮し、0.1ppm(労働衛生許容濃度)以下になるように豚舎内にオゾンを送風したところ、ウインドレス豚舎では硫黄化合物の濃度や臭気指数の低下などの脱臭効果や豚舎内の落下大腸菌数が減少する殺菌効果が確認された。
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| 背景・ねらい |
オゾンは強い酸化力や殺菌力があることが知られているが、コストが高いことや作業者や家畜に対する安全性が危惧され、畜産現場にあまり普及していない。そこで、オゾン濃度を産業衛生学会許容濃度委員会で定められた0.1ppmで畜舎内に送風し、ウインドレス豚舎及び開放豚舎内臭気の脱臭効果や殺菌効果を確認した。
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| 成果の内容・特徴 |
- オゾンをウインドレス豚舎内に送風し、臭気成分の濃度推移を見たところ(図1)、アンモニアの濃度低下は見られなかったが、メチルメルカプタン、硫化メチル、二硫化メチルの濃度はオゾン脱臭後3日目までに検出限界以下にまで濃度が低下し、さらに官能検査においてもオゾンによる脱臭効果が認められた。
- オゾンを開放豚舎に送風しところ、硫黄化合物及びアンモニアの濃度低下は認められなかった。(図2)
- 豚舎内にオゾンを送風し、殺菌効果を確認したところ(図3)、オゾン放出後24時間以降落下大腸菌数は顕著に減少し、畜舎内空気の殺菌に利用できる可能性が示唆された。
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| 成果の活用面・留意点 |
- オゾン濃度値を産業衛生学会許容濃度委員会で定められた0.1ppm以下に調整し、豚舎内に送風したが、長時間豚舎内に留まると軽い頭痛を起こすこともあり、作業者や家畜に対する安全な濃度を確認する必要がある。
- オゾンを長期間送風した際の家畜の発育状況や死亡率といった家畜に与える影響を検討する必要がある。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
コスト
豚
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