| タイトル |
PCR法による定量法を利用した蚕座内の汚染状況の推定 |
| 担当機関 |
埼玉県蚕業試験場 |
| 研究期間 |
1997~1999 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
蚕糞、蚕沙に混入したカイコ核多角体病ウイルスをPCR法を用いて画像解析によって定量することにより、カイコ核多角体病ウイルス感染蚕が何頭相当存在するかという汚染状況の推定を可能にした。
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| 背景・ねらい |
稚蚕期の蚕病集団検査における被害予測を行うため、核多角体病蚕を混入したモデル蚕座においてPCR法を用いて画像解析を行い、蚕の飼育残沙から核多角体病ウイルス量を定量する方法を開発し、蚕座の汚染状況調査法を確立する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 試料の16倍量のアルカリ液で多角体を溶解し、酢酸カリウム処理、エタノール沈殿してDNAを抽出する。PCRのプライマーとしてはNP1及びNP4を用いた。
- 多角体数が既知の試料からDNAを抽出し、反復回数25回でPCRを行って得たPCR産物の電気泳動像(バンド)を画像解析により数値化すると、核多角体数2×102個から1×105個の範囲で定量が可能である(図1)。
- 本法により2齢及び3齢の発病蚕を用いて定量を行った核多角体病ウイルスDNA量と核多角体病ウイルスの総量の間には比例関係が認められ(図2)、感染蚕数と血球測定器で測定した多角体数はほぼ一致する。
- 核多角体病蚕の蚕座内の移動は各齢末期で大きくなるが、2齢では致死場所のみでPCR産物のバンドが認められ、3齢では致死場所以外でもバンドが認められる(図3)。
- 蚕糞や蚕沙等の試料から抽出したDNAを本法で定量することにより、その試料中に何頭相当のカイコ核多角体病ウイルス感染蚕が存在するか推定することが可能である。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 2齢蚕10,000頭中に1頭の割合でカイコ核多角体病感染蚕が存在しても検出が可能である。
- 本法で定量して得た蚕座中の核多角体病蚕数と核多角体病蚕混入による被害推定式とを関連させることにより、核多角体病ウイルスによる被害を推定できる。
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| カテゴリ |
カイコ
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