| タイトル |
水稲「ゆめひたち」の生育および吸肥特性 |
| 担当機関 |
茨城県農業総合センター |
| 研究期間 |
1997~1997 |
| 研究担当者 |
塚本心一郎
小川吉雄
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| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
水稲新品種「ゆめひたち」はコシヒカリに比べ短稈で受光態勢に優れ、窒素の玄米生産効率がまさる。しかし、基肥窒素の増肥や出穂前30日の穂肥で、倒伏することなく増収するものの、千粒重は低下し、白米中の粗タンパク含量は高まる。
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| キーワード |
ゆめひたち、短稈、受光態勢、玄米生産効率、千粒重、粗タンパク含量
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| 背景・ねらい |
今後、水稲新品種「ゆめひたち」がもつ優れた食味を維持するには、施肥窒素に対する生育、収量および吸肥特性を解明し、最適な窒素施肥法を検討する必要がある。また、「ゆめひたち」の生産拡大を図るには、良食味米の代表であるコシヒカリの標準栽培と対比して基肥窒素量、穂肥窒素量および穂肥時期を検討することも重要と考えられる。そこで、「ゆめひたち」を異なる窒素の施肥条件で栽培し、コシヒカリと対比して生育、収量および吸肥特性を明らかにする。
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| 成果の内容・特徴 |
- 「ゆめひたち」は、コシヒカリに比べ草丈が短いものの、茎数はほほ同じに推移する。葉色はコシヒカリに比べ濃く、基肥窒素の増肥で生育は旺盛となる。しかし、倒伏はしない(表1)。
- 「ゆめひたち」の穂数および一穂籾数は、基肥窒素量や穂肥時期によって異なるが、二次枝梗数は少ない。また、止葉が直立し受光態勢がよい草姿であるため、コシヒカリに比べ㎡当たり籾数を多くしても、登熟歩合は高く維持される(表2)。
- 「ゆめひたち」の千粒重は、出穂前10~20日の穂肥でコシヒカリと同等またはそれ以上となる(表2)。基肥窒素の増肥や出穂前30日の穂肥では増収するものの、千粒重は低下する(表2)。
- 基肥窒素量、穂肥窒素量および穂肥時期がコシヒカリと同一の条件では、稲体の窒素の玄米生産効率は高く、白米中の粗タンパク含量は低く維持される。しかし、基肥窒素の増肥、出穂前30日および出穂前10日の穂肥では、粗タンパク含量は高まる(表3)。
- 基肥窒素量がコシヒカリと同量で、出穂前20日に10a当たり3kgを施用した場合には、窒素吸収量はコシヒカリとほぼ同等となり、玄米生産効率も高く維持される(表3)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 細粒グライ土において試験した結果である。
- 早植栽培に適用する。
- いもち病には強くないので多肥に注意する。
- 施肥量については、土壌型別にさらに検討する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
肥料
いもち病
新品種
水稲
生産拡大
施肥
良食味
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