| タイトル |
ダイコンわっか症の発生原因は白さび病菌である |
| 担当機関 |
神奈川県農業総合研究所 |
| 研究期間 |
1997~1997 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
1996年に神奈川県で多発したダイコンわっか症の病斑部を観察すると白さび病菌と同一の菌糸と吸器が観察され、15℃で培養すると分生胞子と卵胞子が形成された。白さび病菌分生胞子をダイコンに接種するとわっか症が再現された。
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| 背景・ねらい |
神奈川県三浦半島をはじめ、全国各地で発生し年により大きな被害をもたらしているダイコンわっか症の発生原因を明らかにし、防除対策を確立する。
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| 成果の内容・特徴 |
- ダイコンわっか症を顕微鏡観察すると多数分岐した菌糸と顆粒状の器官が観察される。凍結ミクロトームで切片を作成し、コットンブルーで染色して観察すると菌糸は細胞間隙を伸長し、顆粒状の器官は細胞の中に観察されるが、菌糸と細い糸のようなもので連結しており、本菌の吸器と判断された(図1、図2)。
- ダイコンわっか症を1cm角に切り出し、湿らせた濾紙を敷いたシャーレに入れ、陽光式低温恒温器で、昼15℃、夜10℃、日長16時間で培養すると、2週間目頃より分生胞子と卵胞子を形成した。形成された分生胞子と卵胞子は文献の記載や実際に野外で採集したダイコン白さび病菌の分生胞子、卵胞子と大きさ、形態が一致した(図3、図4、表1)。
- 収穫期のダイコン根部に葉の病斑より採集したダイコン白さび病菌分生胞子を懸濁液にして接種し、湿らせた濾紙を敷いたシャーレに入れ、陽光式低温恒温器で昼15℃、夜10℃、日長16時間で培養すると20日目頃より接種部の周囲に黒色のリングが現れ、病徴が再現される。病徴の再現された部位を顕微鏡観察すると自然発生のわっか症の中に観察されるのと同様な菌糸、吸器、分生胞子、卵胞子が観察される(表2)。
- 以上のことから、1996年と1997年に神奈川県で発生したダイコンわっか症は白さび病菌が原因と考えられる。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 病原菌が特定されたため、今後は発生生態や防除対策の検討を行う必要がある。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| 図表5 |
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| 図表6 |
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| カテゴリ |
病害虫
だいこん
防除
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