水稲新品種「玉系95号」の作期別窒素施肥法と収穫適期

タイトル 水稲新品種「玉系95号」の作期別窒素施肥法と収穫適期
担当機関 埼玉県農業試験場
研究期間 1997~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 水稲新品種「玉系95号」の品質、食味を重視した窒素施肥法は、早植では基肥0.5kg/a、移植後40日頃の追肥0.2kg/a、出穂前25~23日穂肥0.3kg/aとし、普通植では基肥0.5kg/a、出穂前25日穂肥0.3kg/aとする。収穫適期は早植では出穂後38~44日、普通植では出穂後40~48日である。
背景・ねらい 良食味新品種「玉系95号」は埼玉のブランド米として定着が期待されるが、栽培しやすい短強稈多収品種であることから多収をねらった多肥栽培が懸念される。そこで、穂数型品種の特性を活かし、品質、食味を重点にした栽培法を確立する。
成果の内容・特徴
  1. 栽植密度
    早植・普通植ともに栽植密度はm2当たり18.5株から23.8株の範囲とする。穂数型品種であり、効率的な生育を確保するため、1株植え付け本数は3~5本を厳守する。
  2. 窒素施肥法
    (1)早植
    基肥と移植後40日頃の追肥の組み合わせで施用量が多いほど穂数、籾数を多く確保して多収となるが、品質の低下や玄米粗蛋白含量の上昇が見られる。このため、基肥は「朝の光」よりも0.2kg/a少ない0.5kg/aとし、追肥は移植後40日頃に0.2kg/a、穂肥は出穂前25日~23日に0.3kg/aを施用する。
    (2)普通植
    基肥と穂肥の組み合わせで施用量が多いほど穂数、籾数を多く確保し、多収となるが、品質の低下や玄米粗蛋白含量の上昇が見られる。このため、基肥は「朝の光」よりも0.2kg/a少ない0.5kg/aとし、穂肥は出穂前25日頃に0.3kg/aを施用する。
  3. 収穫適期
    大粒であるが登熟速度が早く、登熟日数は早植、普通植とも「朝の光」と同等である。玄米品質から見た収穫適期は、早植では概ね出穂後38~44日(積算気温900~1030℃、滞緑色籾歩合30~15%)の7日間、普通植では概ね出穂後40~48日(積算気温860~1000℃、滞緑色籾歩合40~
    15%)の9日間である。
成果の活用面・留意点
  1. 供試土壌は細粒灰色低地土である。地域の土壌条件等に応じて施肥量は増減する。
  2. 出穂前委30日頃の穂肥で1穂籾数の増加が見られ、普通植では特に増収効果が高いが、未熟粒の増加等により品質を損ねるので出穂前25日より早い穂肥は行わない。
カテゴリ 新品種 水稲 施肥 品種 良食味

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