採卵鶏における重炭酸ナトリウム、塩化アンモニウム飼料添加が、暑熱時の生産生理反応に及ぼす影響

タイトル 採卵鶏における重炭酸ナトリウム、塩化アンモニウム飼料添加が、暑熱時の生産生理反応に及ぼす影響
担当機関 神奈川県畜産研究所
研究期間 1997~1997
研究担当者
発行年度 1998
背景・ねらい 夏期の高温環境下で採卵鶏を飼養すると、生理機能に大きな影響を与え、鶏の生産性を低下させる。主な変化は飼料摂取量の減少と共に、熱放散のためのパンティングによる血液性状の変化と言われている。本試験は飼料中に重炭酸ナトリウム(NaHCO3)及び塩化アンモニウム(NH4Cl)の添加が、暑熱時の生産・生理に及ぼす影響を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 設定温度条件は、24℃一定(環境馴致温度)、27℃一定、30℃一定、27~35℃(日平均30℃)とし、湿度は60%一定条件とした(図1)。
  2. 飼料にはNaHCO3 0.5%、NH4Cl1.0%を単独及び併用で添加した。
  3. 呼吸数は温度上昇に伴い増加し、30℃一定条件で試験各区とも100回/分前後となり、パンティングが発生した。また35℃条件下ではさらに急激に高まった(表1)。各区間に有意な差は認められなかった。
  4. 心拍数は温度上昇に伴い添加区、対照区ともやや低下傾向を示した(表1)。
  5. 環境温度24℃時の卵重、卵殻強度、ハウユニット、卵黄重、卵殻厚、卵殻重を100として比率を比較すると平均温度の上昇に伴い対照区は卵重、卵黄重、卵殻厚でほぼ直線的に低下し(図2,図3,図4)、特に卵殻厚は日リズムをつけた27~35℃環境下で対照区と各添加区間に有意な差が認められた(P&st;0.05)。
成果の活用面・留意点 本試験は温度変化の影響を明確にするため湿度を60%一定条件で実施した。しかし、日本の暑熱期は高温と同時に高湿であり、それが生産性の低下をさらに助長していると考えられる。そこで、さらに厳しい環境となる高湿条件下で検討する必要がある。
図表1 215717-1.gif
図表2 215717-2.gif
図表3 215717-3.gif
図表4 215717-4.gif
図表5 215717-5.gif
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