| タイトル |
カラーチャート利用による日本なし「南水」の収穫適期の把握方法 |
| 担当機関 |
長野県南信農業試験場 |
| 研究期間 |
1998~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1998 |
| 要約 |
日本なし「南水」の専用果皮色カラーチャートは、糖度,果肉硬度との相関が高く、有袋栽培における収穫適期の把握に有効である。収穫適期はカラーチャート指数2.5である。
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| 背景・ねらい |
日本なし「南水」は14%前後の高糖度による良食味と、長期貯蔵性を有する晩生なしである。しかし未熟果は肉質が粗くデンプン臭が残り、過熟果では果肉硬度の低下に加え、発酵臭の発生,がくあ部のひび割れによる貯蔵性の低下が見られる。そこで「南水」の食味良好な適熟期を正確に判定し収穫を簡易に進めるため、専用の果皮色カラーチャートを作成するとともに、カラーチャートと果実品質との適合性を検討し、その使用方法を確立した。
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| 成果の内容・特徴 |
- カラーチャートは果皮色の成熟に伴う変化に併せて、5段階に設定した。最も熟度の早い段階を2.0、進んだ段階を3.0とし、中間値として2.3,2.5,2.7を設けた。
- 果実糖度は、カラーチャート指数が大きいほど高かった。2.5では各試験年とも80%以上の果実が糖度13.5%以上となり、平均で14%以上となった。果肉硬度は、カラーチャート指数が大きいほど低くなった。
- 食味はカラーチャート指数が大きいほど良好となったが、2.7以上では発酵臭の発生果率が高くなった。カラーチャート指数2.5以上の果実では貯蔵中に発酵臭発生果が多くみられた。
- 以上の調査結果から、カラーチャート指数と果実品質との間には高い相関があり、収穫適期の判定に有効であること、またカラーチャートを用いた収穫適期は、指数2.5であることが明らかとなった。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 「南水」は有袋栽培を基本としており、カラーチャートは有袋栽培専用である。
- 比色は果実赤道部のややがくあ部寄りの陰光面で行う。必ず袋の尻を破って行い、目をやや遠ざけて明るめの日陰で観察する。直射日光下や蛍光灯の下では色調が異なる。
- 「南水」は満開後155日頃からが収穫期になる。樹冠外周部の成熟が早いので、成熟期近くになったら樹冠外周部の果実を比色し収穫期を判断する。
- 3ヶ月を越える長期貯蔵用果実の収穫は、カラーチャート指数2.5では貯蔵中に発酵臭果実の発生が多くなるので、2.3程度で収穫する。
- カラーチャートは長野県経済連果実課において販売している。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
カラー
長期保存・貯蔵
日本なし
良食味
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