| タイトル |
窒素濃度の高い河川水をかん水した砂地のダイコンにおける窒素施肥量の削減 |
| 担当機関 |
静岡県農業試験場 |
| 研究期間 |
1998~2001 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1998 |
| 要約 |
硝酸態窒素濃度が約30mg/lの河川水を砂地のダイコン栽培にかん水として利用することで窒素施肥量を慣行(24~30kg/10a)から16kg/10aまで減らしてもLクラスの根重が確保でき、窒素施肥量の削減に有効である。
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| 背景・ねらい |
茶園排水を含む河川水は年間を通じて硝酸態窒素濃度が高い。そこで、この水を砂地地帯のダイコン栽培にかん水として利用することで、窒素施肥量と河川からの窒素流出負荷の削減を図る。
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| 成果の内容・特徴 |
- 年間を通じて硝酸態窒素濃度が30mg/l程度の河川水をかん水に用い、秋冬ダイコンを簡易ライシメーターで栽培すると、栽培期間98日間、かん水量470mmではかん水から13.1kgN/10aの窒素が供給され、これは水道水をかん水に用いた場合より12.9kgN/10a多い(表1)。
- この河川水を利用することにより、窒素施肥量を慣行(24~30kgN/10a)から16kgN/10aまで削減しても、収益性の高いLクラスの根重のダイコンが得られる(図1)。
- かん水に用いた河川水のみから供給される窒素(12.9kgN/10a)のうち、ダイコンへの吸収量は窒素施肥量16kgN/10aで最も多く、吸収量は窒素施肥量48,24kgN/10aに比べ、16,8kgN/10aで多い。しかし、窒素施肥量が少ないとダイコンの生育は劣り、排出窒素量は多くなる。また、窒素施肥量が多いとダイコンの生育は良く、排出窒素量は少ないが吸収量も少なくなり、土中への残存量が増加する(図2)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 高濃度の窒素を含む河川水をかん水する場合の施肥量削減の資料として活用する。
- 本試験は簡易ライシメーターを用いて行ったモデル試験である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
施肥
だいこん
茶
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