| タイトル |
採卵鶏における窒素排泄量の低減化 |
| 担当機関 |
愛知県農業総合試験場 |
| 研究期間 |
1998~1999 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
結晶アミノ酸を添加してメチオニンとリジンの割合を高めた低蛋白質飼料の給与により、生産性を損なうことなく、窒素排泄量を育成期で40%程度、産卵期で20%程度低減できる。
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| 背景・ねらい |
家畜・家禽からの排泄物中の窒素等による海洋等の富栄養化や地下水の汚染が問題視されている。このため、これらの排泄量を低減し、環境への負荷をできるだけ抑制していくことが求められている。そこで、結晶アミノ酸を添加してメチオニンとリジンの割合を高めた低蛋白質飼料を給与することにより、生産性を損なうことなく、窒素排泄量が低減可能か否かについて検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
試験では、育成期(10~18週齢)と産卵期(21~64週齢)において、①対照区:通常飼料(育成CP15%、産卵CP17%)を給与する区、②飼養標準区:日本飼養標準の推奨値(育成CP13%、産卵CP15.5%)の飼料を給与する区、③低CP区:低蛋白質飼料(育成CP11%、産卵CP14%)を給与する区、④アミノ酸区:低蛋白質飼料(育成CP11%、産卵CP14%)+メチオニン・リジン飼料を給与する区の4区を設け、飼養・産卵成績及び窒素出納について検討した。アミノ酸区のメチオニン・リジンの添加量は、育成期では日本飼養標準の推奨値の125%量、産卵期では120%量であった。
- 育成期では、増体量はCP水準が低下するに従い低下する傾向がみられ、低CP区が他の区に比べ有意に低かった。しかし、メチオニン・リジンを添加すると改善される傾向がみられた。飼料効率も同様の傾向がみられた(表1)。
- 育成期の窒素排泄量は対照区に比べアミノ酸区では40%程度減少した。窒素蓄積率はアミノ酸区が有意に優れていた(表2)。
- 産卵期では対照区に比べアミノ酸区の卵重が若干小さい傾向にあるものの、ほぼ同等の産卵成績が得られ、パック卵(MS+M+L卵)の割合が増加したため、1羽当たりの収支差額は対照区とほぼ同等であった(表3)。
- 産卵期の窒素排泄量は対照区に比べアミノ酸区では20%程度減少した。窒素蓄積率は低CP区、アミノ酸区が有意に優れた(表4)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 産卵初期が夏季の猛暑に当たる場合には生産性への影響が懸念される。そのような時 には産卵前期には通常飼料を給与し、産卵中期以降に低蛋白質飼料に切り換える期別給 餌を取り入れるとよい。
- 高密度飼育・強制換羽等の長期利用条件下でこれらの技術が適応できるかは今後、さらに検討する必要がある。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
飼料効率
鶏
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