| タイトル |
日本なし「幸水」、「豊水」、「南水」の収穫始期予測法 |
| 担当機関 |
長野県南信農業試験場 |
| 研究期間 |
1998~1999 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
日本なし「幸水」、「豊水」、「南水」の成熟日数は、満開日から30日間の平均気温と高い相関がある。各品種の回帰式は、幸水:y=-3.65x+177.3、豊水:y=-4.29x+203.3、南水:y=-4.06x+209.6(xは満開日から30日間の平均気温、yは満開日から収穫始期までの成熟日数)となり、これを用いて収穫始期予測ができる。
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| 背景・ねらい |
近年、春先の気象変動が大きくなる傾向の中で、日本なしの収穫時期も年による振れが大きくなってきており、前年の作業歴を参考にすることが難しくなっている。将来的に温暖化が進んでいく中で、生育期の早い段階で収穫期を正確に予測することが求められている。そこで、日本なしの収穫期と気象要因の関係を検討し、収穫始期予測モデルを作成する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 南信農業試験場内の過去12年間の生態を見ると、満開期は13~15日、収穫始期は25~28日、成熟日数(収穫始期までの満開後日数)は17~21日の年次差があった(図1)。
- 果実の生育期間である4月から9月の気象データと収穫期の関係を見ると、4~5月の気温と収穫日、成熟日数との間に有意な相関関係が認められた(表1)。
- 満開期の年次差が約2週間あることから、4~5月の気温データについて満開期前後を起算とした10~50日間の平均気温と収穫期との間の相関を見ると、満開日前後を起算とした30~50日間の平均気温・最低気温と成熟日数との相関が特に高かった(データ省略)。
- 各品種で相関の高い満開日から30日間の平均気温を説明変数とした回帰式を求め(図2)、他の地域で「幸水」・「豊水」(塩尻市)及び「南水」(小布施町)の予測を試みたところ、4~5日程度の誤差範囲であった(表2)。
- 以上の結果から、日本なし「幸水」、「豊水」、「南水」の収穫始期は、満開日から30日間の平均気温から収穫始期を予測することができると考えられた。
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| 成果の活用面・留意点 |
- この収穫予測は管理作業の目安にするための予測である。供試データの範囲を超えるような異常気象の年や予測後の気象条件によっては、予測がずれる場合も考えられる。
- 1日の平均気温は1時~24時の毎正時値の24回平均値とした。最高気温と最低気温の中間値でも平均気温に近い値となる。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
収穫予測
日本なし
品種
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