| タイトル |
輪ギク栽培の経営戦略 |
| 担当機関 |
愛知県農業総合試験場 |
| 研究期間 |
1999~2001 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
輪ギク経営における下位から中位階層への発展条件は、省力技術、経営全体の増収技術の採用、経営理念などの経営者能力の向上、収穫本数の増加指向である。中位から上位階層への発展条件は、省力技術、単位面積当たり増収技術、栽培安定技術の採用、事業欲や情報収集力などの経営者能力の向上、雇用労働力の導入指向である。
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| 背景・ねらい |
輪ギク経営体育成の視点から、現在の輪ギク経営体を階層別に区分して、それぞれの階層の経営構造に技術的、経営的な検討を加え、その発展過程と次階層へ発展するための条件を明らかにした。
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| 成果の内容・特徴 |
- 輪ギク経営の発展が事業規模の拡大と生産性の向上であるという前提のもとに、売上高と生産性評価値を指標として下位、中位、上位の3階層に区分した(図1)。その階層区分は売上高と生産性評価値について平均値を算出し、概ね-0.5標準偏差値未満を下位階層、-0.5標準偏差値以上から+0.5標準偏差値未満を中位階層、+0.5標準偏差値以上を上位階層とした。なお、生産性評価値は労働生産性評価値と土地生産性評価値を加算したものである。
- 経営発展の要因の一つである事業規模の指標とした売上高は、栽培面積と常備労働力によってかなり説明される。なかでも、栽培面積の売上高に対する影響が大きい(表1)。
- 経営発展のもう一つの要因である生産性は、土地生産性評価値と労働生産性評価値により評価した(表2)。土地生産性、労働生産性ともに上位階層ほど高く、特に労働生産性は下位階層から中位階層への発展において大きく貢献している。
- 輪ギク栽培技術の採用は、階層別の導入割合から5つのパターンに区分される(表3)。
1)中位階層で採用割合の高くなる技術は、病害虫防除に省力効果のある自走式自動防除機、計画生産を可能にする冷蔵庫、摘芽に省力効果のある無側枝性夏ギク、経営全体として増収効果の期待できる周年出荷栽培、品質向上のための撹拌扇、室内の害虫密度を下げる電撃殺虫器である。 2)上位階層で採用割合の高くなる技術は、定植作業の効率化を促進するセル成型苗、単位面積当たりの標準的1作収穫量120本/3.3m2、安定栽培技術としての 40cm以上深耕/2~3年である。また、自走式自動防除機と冷蔵庫の採用割合はこの階層でも飛躍的に伸びている。
- 経営者が発揮していると認める経営者能力は、中位階層では経営理念、包容力、経営資源のバランス感覚であり、上位階層では計数感覚、事業欲、決断・判断力、情報収集能力である。
- 経営体全体を通して、改善指向の強い項目は省力技術の導入、秀品率の向上、2L・L品率の向上である。中位階層では収穫本数の増加、上位階層では雇用労働力の導入に対する改善意欲が高まる。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 採用技術や経営者能力については産地よって異なることもあることから、支援しようとする産地の実態に合わせて検討することが必要である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| 図表5 |
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| カテゴリ |
病害虫
安定栽培技術
害虫
経営管理
栽培技術
出荷調整
病害虫防除
防除
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