被覆尿素と局所施肥機による冬キャベツの全量基肥栽培

タイトル 被覆尿素と局所施肥機による冬キャベツの全量基肥栽培
担当機関 三重県科学技術振興センター
研究期間 1999~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 年内収穫冬キャベツ作では被覆尿素(50日タイプ)の局所施用は、全量基肥栽培を可能とし、窒素施用量を20%減肥できる。成畦同時局所施肥機による被覆尿素の施用位置は、株横0~5cm、深さ5cm付近が適当であり、初期の雑草量が約1/5に減少する。
背景・ねらい キャベツなどの露地野菜は、収量性向上のため窒素施肥が多くなる傾向にあり、これに起因する地下水等への硝酸流亡が懸念されている。そこで、環境保全と追肥省力を目的として、機械施肥による被覆肥料を用いた全量基肥施用法を開発する。
成果の内容・特徴
  1. 年内穫り冬キャベツの慣行施肥体系は、基肥窒素20kg/10a、追肥窒素10kg/10a(2回分)である。被覆尿素減肥体系は窒素施肥量を慣行から20%減肥し、施肥窒素の80%を被覆尿素で局所(条)施肥し、スターターとして施肥窒素の20%とリン酸・カリを化成肥料で全層施用する全量基肥施用法である。
  2. 被覆尿素の窒素溶出は、施肥時期や気象条件によりやや変動するが、8月下旬から9月中旬までに定植する場合は50日タイプが適当である(図1)。
  3. 被覆尿素の全量基肥・全層施肥では、慣行追肥体系に比べ収量が劣るが、株下に条施用することにより施肥効率が向上し、20%減肥しても追肥体系とほぼ同等の収量が得られる(図2)。
  4. セル成型苗機械移植体系において、被覆尿素50日タイプを用いた成畦同時局所施肥機による施用位置は株横0~5cm、深さ5cm付近が適当である(図3、図4)。
  5. 被覆尿素局所施肥法では、定植後1か月間の雑草量が慣行全層施肥法に比べ約 1/5に減少する(図5)。
成果の活用面・留意点
  1. セル成型苗による機械移植体系に利用できる。
  2. 成畦同時局所施肥機は、排水不良で高うねが必要な水田転換畑では2条1畦型、普通畑では1条2畦型を用いる。
  3. 10a当り肥料代は、被覆尿素20%減肥体系22,500円、慣行施肥体系15,200円である。
  4. 中耕除草の作業適期幅の拡大、除草回数の削減による省力化が図れる。
図表1 216170-1.gif
図表2 216170-2.gif
図表3 216170-3.jpg
図表4 216170-4.gif
図表5 216170-5.gif
カテゴリ 肥料 病害虫 キャベツ 栽培技術 雑草 省力化 除草 水田 施肥

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