飼料イネへの予乾ロールベージサイレージ調製体系の適用

タイトル 飼料イネへの予乾ロールベージサイレージ調製体系の適用
担当機関 埼玉県農林総合研究センター
研究期間 2000~2003
研究担当者
発行年度 2000
要約 飼料イネの牧草用機械による予乾ロールベージサレージ調製体系における作業後の圃場損失は、47.3%~22.6%であった。黄熟期収穫の地際刈・無反転でも予乾が期待され、損失も抑制された。
背景・ねらい 牧草・飼料作物生産に使用される作業機械を乾田における飼料イネの収穫・調製に利用する場合が多い。刈取、予乾、集草、梱包の各作業ごとに飼料イネ収穫作業の適用性を検討し、飼料イネの飼料への有効利用を図る。
成果の内容・特徴
  1. 飼料イネ(品種:はまさり)の作業体系の相違による圃場損失は4.3%~22.6%(糊熟期8.8%~20.3%、黄熟期4.3%~22.6%)と大きな差がある。刈取機械による圃場損失はディスクモアよりもモアコンディショナが多く、特に強反転で圃場損失は増加する。また、子実部の圃場損失は糊熟期に比べ、黄熟期で高くなる。サイレージ調製後の水分は糊熟期①が60.1%とやや高めであったが、他の作業体系では、43.0%~54.7%と適切な範囲に調製される(表1、表2)。
  2. 坪刈りによる10a当りの乾物収量は、糊熟期1,235kg、黄熟期1,453kgであったことから、黄熟期の圃場損失は糊熟期よりも高かったが、圃場損失を差し引いた乾物収量は黄熟機の収穫が勝る(図1)。
  3. 黄熟期の収穫では、地際刈・無反転でも適度の水分降下と圃場損失の抑制が期待できる(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 飼料イネの予乾ロールベールサイレージ調製は、乾田で概ね10a以上の大区画圃場に適する。
  2. 刈取・予乾から圃場搬出までの天候を把握し、サイレージ品質を確保する。
  3. 高刈りは、材料イネ水分を下げる効果があるが、同時に乾物及び栄養成分の回収が低下する。
  4. 黄熟期のモアコンディデョナによる刈取りは、圃場損失が大きくなる。
図表1 216279-1.gif
図表2 216279-2.gif
図表3 216279-3.gif
カテゴリ 飼料作物 品種

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