桑茶用の桑収穫および製造方法

タイトル 桑茶用の桑収穫および製造方法
担当機関 群馬蚕試
研究期間 1999~2001
研究担当者 清水健二
町田順一
発行年度 2001
要約 効率的な桑茶用桑収穫は、あらかじめ枝条を地上50cmで切り揃えて、そこから発芽、伸長した新鮮な桑葉を可搬式茶摘機によって収穫する。桑茶の製造では、既存の製茶方法を活用して桑葉に適した蒸し、精揉工程等を導入して製造する。
キーワード 桑茶、桑収穫、製造方法
背景・ねらい 桑葉は、数年前から健康保持、健康増進素材として、その利用が検討されている。近年は健康志向が強く、桑のもつ効能に着目して、桑茶等の製造、販売が試みられている。桑茶の製品化では、販売に向けたより良質で生産性の高い方式が望まれている。
そこで、蚕の人工飼料原料として製造されている桑葉乾燥方法を活用して、既存の製茶施設での桑茶製造方法を確立する。
成果の内容・特徴
  1. 使用桑葉は、枝条上部の新鮮な葉を利用するため、地上50cmで春切りした桑園を設定して、古条から萌芽した約30cm新梢を年4回前後収穫する。収穫法は、図1に示した可搬式茶摘機を利用して収穫(図2)すると、10a当たり1.3~1.5時間と能率的である。
  2. 収穫された桑葉は、枝や葉柄が含まれるので、1~2cmに切断して(図3)、条や葉柄をなるべく除いたものを桑茶製造に用いる。
  3. 蒸し条件は、茶の製造より弱く、蒸気圧を0.01~0.02MPa程度が適正で、接触時間は40~45秒、やや蒸し葉に粘り気が感じられる程度とする(図4)。
  4. 蒸し後の桑葉には粘りが生じるので、粗揉、中揉工程は、投入量を茶の2~3割程度控えることが、その後の工程が能率的である。
  5. 精揉は、茶同様十分よりをかけ、製品化を高める(図5)。
  6. 透気乾燥工程は、茶同様、葉の含水率が5%程度を目安に乾燥する。乾燥温度は80℃を上回らないことが品質面から大切である。
成果の活用面・留意点
  1. 製茶施設を活用し、桑茶の生産ができる。
  2. 桑茶を微粉末加工を加えることにより、多様な食品素材に活用が期待できる。
  3. 枝、葉柄の分離除去に、風選方式の選別機を導入して、桑葉切断後に分別すると効果が得られる。
  4. 桑葉は収穫後なるべく早めに調製処理する。
図表1 216594-1.jpg
図表2 216594-2.jpg
図表3 216594-3.jpg
図表4 216594-4.jpg
図表5 216594-5.jpg
図表6 216594-6.gif
カテゴリ 加工 乾燥 桑 茶

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