| タイトル |
大規模稲作経営の米1俵あたり生産費10,000円を実現するための経営指標 |
| 担当機関 |
富山農技セ |
| 研究期間 |
1999~2002 |
| 研究担当者 |
林保則
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| 発行年度 |
2001 |
| 要約 |
大規模稲作経営において、米1俵(60kg)あたり生産費10,000円を実現するためには、直播、コシヒカリ富山BLの導入、収量520kg/10a、機械の使用期間の延長、支払地代の引き下げなどを行う必要がある。
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| キーワード |
米生産費、大規模稲作経営、直播、コシヒカリ富山BL、支払地代
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| 背景・ねらい |
近年、米価の低迷に伴い、生産調整面積の拡大など大規模稲作経営の状況は激しさを増しており、さらなる省力・低コスト化が必要となっている。そこで、試験研究データや優良事例データ等に基づき、大規模稲作経営の米1俵(60kg)あたり生産費10,000円を目指す経営対応と費目別の目標値を提示する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 大規模稲作経営(表1)において以下の省力・低コスト技術を実践することにより、米1俵(60kg)あたり生産費10,000円が可能となる(表2)。
(60kgあたり生産費削減効果 対現行比3割程度削減) - 直播(代掻き同時土中点播)を導入する。
(労働時間の節減効果 対現行比2割程度削減)
- コシヒカリ富山BL(※)を用いて、基本防除体系中心から随時防除体系とすることによる防除費の削減と環境負荷軽減を図る。
(費用削減効果 対現行比3割程度削減) ※ コシヒカリBLは、いもち病に強い品種にコシヒカリを何回も交配し、稲の姿・米の品質・食味は全く同じで、いもち病に強い点のみ異なるコシヒカリである。 - 上記技術の導入と適切な栽培管理の実施により単収520kg/10aを確保する。
(対移植体系比 -10kg程度/10a) ・大規模稲作経営の単収の向上の阻害要因となっている圃場分散を効率的な土地利用調整などにより集積・解消に努め、栽培管理の効率化によって単収向上に結びつける。 - 機械の清掃・整備・点検・修理の徹底により、修理費の抑制に努めるとともに機械の使用期間を延長して使用する(表3)。
(修理費の削減効果 対現行比2割程度削減) (減価償却費の削減効果 対現行比5割程度削減) - 各地域段階での地代の引き下げを行う。
(支払地代削減効果 対現行比2割程度削減)
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| 成果の活用面・留意点 |
- 大規模稲作家族経営の経営内容に応じて、今後の経営戦略等を考える際の参考材料として活用する。
- コシヒカリ富山BL栽培については、関係機関と協議の上で導入を図る。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
病害虫
いもち病
経営管理
栽培技術
低コスト
品種
防除
良食味
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