低温寡日照期のキュウリ栽培における草勢維持のための整枝法

タイトル 低温寡日照期のキュウリ栽培における草勢維持のための整枝法
担当機関 埼玉農総研
研究期間 2000~2004
研究担当者 清野英樹
井上直和
太田友代
河野 勉
発行年度 2002
要約 低温寡日照期のキュウリ栽培では、側枝を垂直に誘引するつる下ろし栽培とし、着葉数を1株当たり50枚程度確保して1節1果に摘果することにより、品質の向上と草勢維持が図れる。
キーワード キュウリ、整枝法、つる下ろし
背景・ねらい 埼玉県のキュウリ栽培の基本的な整枝管理となっている摘心栽培は、低温寡日照期の作型において、草勢維持がむずかしく、生産者間の収量格差が大きい上、品質低下(上物率低下)が問題となっている。
そこで、安定的な収量・品質(上物率)が確保できる(しやすい)整枝法を確立する。
成果の内容・特徴 1.
低温寡日照期に、4~5本の側枝を垂直に誘引するつる下ろし栽培を行うことにより、慣行の摘心栽培に比べて不良果の摘果が容易になり、上物率を向上させることができる(図1、表1)。
2.
つる下ろし栽培では、作業時間が約10%増加するものの、整枝誘引管理を単純化できる(図表略)。
3.
つる下ろし栽培の、誘引下ろしづる密度を約4,000本/10aとした場合、株当たりの下ろしづる本数を4本とすることにより、a当たり収量を増加させることができる(表2)。
4.
つる下ろし栽培における着葉数は、1,000株/10aでは株当たり50枚程度を確保する必要があり、下ろしづるが4本/株の場合には下ろしづる 1本当たり12~13枚とし、1節1果に摘果することにより、上物収量を増加させることができる(表3)。
5.
誘引する側枝を、子づる10節前後で摘心し孫づるに更新することによって、節間長が短くなり、つる下ろし作業間隔を広げることができる(図表略)。
成果の活用面・留意点 1.
作業時間は増加するが、作業が単純化されることから、雇用経営への導入が効果的である。
2.
下ろしづるが心止まり症状を呈すると収量が激減するので、節間伸長や心の勢いに注意して温湿度管理を行う必要がある。
図表1 216891-1.gif
図表2 216891-2.gif
図表3 216891-3.gif
図表4 216891-4.gif
カテゴリ きゅうり 経営管理

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