鶏ふん堆肥における尿酸態窒素の簡易定量法

タイトル 鶏ふん堆肥における尿酸態窒素の簡易定量法
担当機関 三重科技
研究期間 2000~2004
研究担当者 原 正之
村上圭一
小阪幸子
発行年度 2002
要約 鶏ふん堆肥の尿酸態窒素量は、乾燥微粉末試料に対し40倍容の0.6%炭酸リチウム溶液を用いて2回反復抽出を行い、抽出液をウリカーゼを用いた酵素法にて定量することによって、従来法であるタングステン酸法より簡易かつ迅速な定量が可能である。
キーワード 鶏ふん堆肥、尿酸、簡易定量法
背景・ねらい 鶏ふん堆肥は一般的に窒素含有率が高く、有機質肥料としての利用が見込まれており、窒素の肥効を迅速かつ正確に評価する必要がある。鶏ふん堆肥の可給態窒素量は堆肥中の尿酸態窒素量と高い相関関係を示すことから、堆肥中の尿酸量を測定することは、鶏ふん堆肥の窒素肥効を迅速に推定する上で有効と考えられる。しかし、肥料分析法に示されているタングステン酸法による尿酸態窒素量の分析は操作が煩雑であるため、より簡易な分析法が求められる。そこで、堆肥中の尿酸態窒素の効率的な抽出法及び迅速定量法(ウリカーゼ法)の分析精度を明らかにする
成果の内容・特徴 1.
新鮮鶏ふん中の尿酸態窒素は、0.6%炭酸リチウム溶液による2回反復抽出で、標準抽出法(水抽出3回+0.6%炭酸リチウム溶液抽出1回)と同等量となる(図1)。尿酸含有量の異なる鶏ふん堆肥においても2回反復抽出法による尿酸値は、低濃度領域も含め標準抽出法の尿酸値と高い相関(y=1.0096x+1.1434 r2=0.9996)が認められる(図2)。このことから、鶏ふん堆肥の尿酸態窒素は、0.6%炭酸リチウム溶液の2回反復抽出により、従来法に比べて迅速な抽出が可能となる。
2.
鶏ふん堆肥中の酵素法(ウリカーゼ・ペルオキシターゼ法)による尿酸値は、肥料分析法に示されるタングステン酸法の尿酸値と高い相関関係(r2=0.9900)を示す(図3)。また、両定量法の変動係数は、タングステン酸法6.8~2.2%に対し、酵素法6.6~1.6%と同程度であり、酵素法は迅速定量法として活用できる。
3.
以上のことから、鶏ふん堆肥中の尿酸態窒素量は、図4に示す0.6%炭酸リチウム溶液抽出法および酵素法による定量法を用いることで、従来法であるタングステン酸法より簡易かつ迅速に定量することができる。
成果の活用面・留意点 1.
鶏ふん堆肥の窒素肥効を簡易に推定する手法として有効である。
図表1 217102-1.gif
図表2 217102-2.gif
図表3 217102-3.gif
図表4 217102-4.gif
カテゴリ 土づくり 肥料 乾燥

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