| タイトル | 鶏肉生産における食パンクズの利用性と肉質への影響 |
|---|---|
| 担当機関 | 山梨県畜産試験場 |
| 研究期間 | 1998~2002 |
| 研究担当者 |
井室由紀 塩島敏夫 小林政雄 松下浩一 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | ブロイラー生産において、育成後期の食パンクズの利用は飼料中のCP含量の低下を招くため、生産性の低下および腹腔内脂肪量の増加を引き起こすが、アミノ酸の補正により生産性は改善され、飼料費の低減に有効である。 |
| キーワード | ブロイラー、食パンクズ、アミノ酸補正、飼料費、肉質 |
| 背景・ねらい | 食品リサイクル法の施行に伴い、食品残渣の家畜への利用技術の確立が急務となっている。特にブロイラー産業においては、輸入鶏肉に対抗するためにも安全性の確保、経営の合理化、生産コストの低減は不可欠であり、今後推進すべき課題である。 本試験では、肉用鶏(ブロイラー)の生産コストの低減を図るための手段として、後期用飼料へ食パンクズを利用した場合の生産性・肉質への影響について明らかにした。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. ブロイラー後期用飼料(一般飼料)80%、食パンクズ20%の混合飼料を給与した場合、一般飼料を給与した場合と比較して、発育体重は低下しないが飼料要求率の低下を引き起こす。(表-2) 一方、パンクズ20%混合飼料中のリジン及びメチオニン含量を、要求量の120%にすることで、飼料要求率は改善される。(表-2) 2. パンクズの添加によって、飼料中のCP水準が低下するため、腹腔内脂肪が増加し、その結果正肉歩留が低下する。(表-3) 3. 鶏肉中の脂肪酸含量については、パンクズの添加によりリノール酸含量が減少し、n-3(リノレン酸18:3)/n-6(リノール酸18:2)比率が変化し特徴のある鶏肉の生産が可能となる。(表-4) 脂肪の融点については、パンクズを給与しても飽和-不飽和脂肪酸の量(比率)に差がないため、変わらない。 4. 増体量1kgあたりの飼料費については、パンクズの利用により大幅に縮減され、経営の安定化に寄与すると考えられる。(図-1) |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 正肉歩留を向上させるためには、腹腔内脂肪の減少は不可欠であることから、パンクズ添加により低下する飼料中のCP水準についても補正する必要がある。 2. 食パンクズはできるだけ細かく粉砕した方が摂取が容易となるため好ましい。 3. う本試験では学校給食用食パンクズの利用のため、パンクズ代は無料で試算している。 4. パンクズ中の塩分により混合飼料中の塩分含量が約15%程度増加するため、軟便になることが懸念される。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| 図表5 | ![]() |
| カテゴリ | 経営管理 コスト 鶏 |
| 良食味米生産のための「穂肥早見盤」 |
| カラーラベルによる簡易日射測定法 |
| ブタの性判別ができるLAMP用プライマー |