ニホンナシ「にっこり」の長期貯蔵法

タイトル ニホンナシ「にっこり」の長期貯蔵法
担当機関 栃木農試
研究期間 1999~2000
研究担当者 小島耕一
半田睦夫
大谷義夫
発行年度 2002
要約 ニホンナシ「にっこり」は、室温下で11月~1月の90日間の貯蔵が可能である。また、梅雨期に入る前に袋かけを行い、にっこり用カラーチャートの果色4.0程度で収穫した果実を2℃で貯蔵することで150日間の長期貯蔵が可能である。
キーワード ニホンナシ、にっこり、貯蔵
背景・ねらい 栃木県で育成したニホンナシ品種「にっこり」は、果重800g程度の大果で食味品質が優れた晩生種である。11月出荷のため競合する品種が少なく高値で取引きされているが、さらなる販売期間の長期化によるブランド化を目指し、「にっこり」の長期貯蔵技術を検討した。
成果の内容・特徴 1.
室温での貯蔵は、10月下旬~11月上旬に収穫するため外気温が低いので、無袋で表面色4.5の果実で図1の方法により90日間の貯蔵が可能である(表1)。
2.
長期貯蔵用の果実は、無袋では120日間以降病害等による腐敗果の発生が多く食味も低下するため、梅雨期に入る前の満開後50日頃に袋かけ(ナシ用一重大袋)を行う(表1)。
3.
収穫最盛期に、ていあ部の表面色がにっこり用カラーチャート(栃木農試作成)で4.0程度の青めで収穫する。
4.
貯蔵する容器は20kgコンテナを用い、包装はコンテナ内側に新聞紙を四方に敷き詰め、スチロールマットを下敷き中敷きにして果実を2段に並べる。鮮度保持や貯蔵臭防止のため活性炭シートを入れ、四方から新聞紙で包み込み、通風式の冷蔵庫を用い2℃で貯蔵する(図1)。
5.
有袋でカラーチャート4.0程度で収穫した果実を使用し、2℃で貯蔵することで150日間の長期貯蔵が可能である(表1)。
成果の活用面・留意点 1.
袋かけは、6月中旬以降に行うと病害等に対して効果が低いことから、梅雨期前の6月上旬までに行う。
2.
ポリエチレンやビニール等の通気性の悪い包装資材を使用すると腐敗果が増加する。
図表1 217146-1.gif
図表2 217146-2.gif
カテゴリ カラー 出荷調整 長期保存・貯蔵 品種 良食味

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