| タイトル | イチゴベンチ育苗におけるカブリダニによるハダニ防除 |
|---|---|
| 担当機関 | 奈良県農業技術センター |
| 研究期間 | 2000~2002 |
| 研究担当者 |
井村岳男 松村美小夜 福井俊男 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | 網室のおがくずベンチにおける夏期イチゴ育苗に発生するハダニは、チリカブリダニを親株当たり5頭~20頭の放飼で防除が可能である。 |
| キーワード | イチゴ、チリカブリダニ、ハダニ、天敵、育苗、夏期 |
| 背景・ねらい | チリカブリダニはイチゴ施設栽培のハダニ防除用生物農薬として1995年に登録され、秋から春期に本圃の防除試験が各地で行われているが、夏期の育苗圃に利用した事例はない.育苗期は気温が高い上に、網室内では他の害虫が発生しにくく、チリカブリダニを活用できる条件が揃っている。また、茎葉が繁茂して薬剤がかかりにくい所でもカブリダニの活動が期待できることから、薬剤抵抗性の発達を回避したハダニ防除が可能と思われる。そこで、網室内のおがくずベンチ育苗圃で、チリカブリダニを利用したハダニ防除を検討する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. カンザワハダニの親苗と子苗の平均寄生頭数が葉当たり0.5頭から5.4頭の時に、チリカブリダニを親株当たり5頭から20頭放飼すると防除効果が認められる(図1、図2)。 2. イチゴ育苗では6~7月のハダニの発生初期に、親株と子苗のハダニ寄生密度に高い正の相関がみられ、観察しやすい親株を調査すると発生初期を確認しやすい(図3)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 育苗時期が遅くなるにつれて、子苗数が増加し、親株のカンザワハダニが低密度でも子苗の密度数が高くなるので、チリカブリダニの放飼する割合を増やす必要がある。 2. チリカブリダニ放飼後は、カブリダニに影響の少ない薬剤(イミダクロプリド粒剤、クロルフルアズロン乳剤、アゾキシストロビンフロアブル、ビテルタノール水和剤、タラロマイセスフラバス水和剤など)を使用して他の病害虫を防除する。 3. 放飼時期が早い時に、8月下旬にハダニが増加することがあるので、追加放飼する必要がある。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| カテゴリ | 病害虫 育苗 いちご 害虫 施設栽培 抵抗性 農薬 防除 薬剤 |
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