農業集落排水汚泥のコンポスト化技術

タイトル 農業集落排水汚泥のコンポスト化技術
担当機関 高知農技セ
研究期間 1998~2001
研究担当者 森永茂生
発行年度 2002
要約 農業集落排水汚泥をコンポスト化するには、脱水汚泥とモミガラを重量比3:1で混合堆積することにより高温期間がより持続し、おおむね22日程度で易分解性有機物が分解する。
キーワード 農業集落排水汚泥、コンポスト化
背景・ねらい 農業集落排水事業により県内に農業集落排水処理施設が多数建設され、これらの施設から排出される汚泥は、エコロジーの観点から受益地域内でリサイクルされることが望ましく、農業集落排水事業の性格上、農地への還元が適当とされている。
そこで、県内の農業集落排水処理施設から排出される汚泥のコンポスト化を検討する。
成果の内容・特徴 1.
バーク、モミガラ、オガクズを用いて乾燥汚泥と混合コンポスト化を行ったところ、モミガラが最も温度が上がり、副資材として適している。また、モミガラは汚泥に不足している加里の含有量がその他の資材よりも多いことも利点である(図1、表1)。
2.
脱水汚泥とモミガラの混合割合(重量比)は、脱水汚泥3:モミガラ1で最も温度が上がり、高温が持続した。また、2回目切り返し以降、大きな温度上昇はなく、易分解性有機物が分解する一次発酵は22日程度で終了したと考えられる(図2、3)。
3.
脱水汚泥3:モミガラ1の割合で製造したコンポストの乾物当たりの窒素含有量は、2.04%、リン酸含有量は2.08%、加里含有量は0.38%、C/N比は18.7であった。また、含有する重金属量(ひ素、カドミウム、水銀)は肥料取締法による規制値内であった(表1)。
成果の活用面・留意点 1.
コンポスト化試験は、内側に発泡スチロールを貼った、90×90×90cmの木箱(容積512L)にて行った。
2.
下水汚泥資源利用協議会の製造基準(発酵温度65℃以上2日間以上持続)は、達成可能であると考えられるが、強制通気を行えばより安定したコンポスト化が可能と思われる。
3.
病原性微生物に関する検討は行っていないが、発酵熱により病原性微生物を死滅させることが可能である。また、温度むらを少なくするためには、密閉式発酵槽の利用がより望ましいと思われる。なお、衛生管理には十分注意を払う。
4.
一次発酵品では、モミガラはほとんど分解していないため、用途に応じて二次発酵し熟成させる必要がある。
図表1 219389-1.gif
図表2 219389-2.gif
図表3 219389-3.gif
図表4 219389-4.gif
カテゴリ 肥料 乾燥

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる