| タイトル | スーパーマーケットからの食品余剰物排出状況と養豚用飼料としての利用 |
|---|---|
| 担当機関 | 兵庫農総セ |
| 研究期間 | 2001~2005 |
| 研究担当者 |
設楽 修 岩本英治 和田政夫 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | スーパーマーケットから出る食品余剰物は水産品が最も多い。減圧乾燥した余剰物を配合飼料と30%代替して肥育豚に給与しても、発育や肉質に大きな問題はなく、水産品を除く余剰物乾燥品は飼料原料として利用可能である。 |
| キーワード | スーパーマーケット、食品余剰物、減圧乾燥、飼料化、肥育豚 |
| 背景・ねらい | 食品リサイクル法の施行をうけて、スーパーマーケットから排出される魚のあら、野菜くず、販売期限切れ食品等食品余剰物の排出量調査による実体把握と、余剰物減圧乾燥品の品目別栄養分析による養豚用飼料としての適性評価を行い、これを肥育豚用飼料原料として飼料化した場合の発育及び肉質への影響を検討する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 魚のあらや売れ残り水産物からなる水産品、野菜くずや野菜・果物の売れ残りからなる農産品、総菜類からなるデリカ、めん類や豆腐類など毎日搬入される日配、及びパン類の5品目に分類した食品余剰物の季節別排出量には変動があり春期が多く、品目別では水産品の割合が35.5%で最も多く、以下農産品、デリカ、日配、パン類の順である(表1)。 2. 各品目を減圧乾燥機で乾燥(80℃、8時間)した乾燥品(以下資材)は水分が5%以下で、十分な乾燥物が得られる。資材の栄養成分は、水産品の粗タンパク質と粗脂肪が多いほか農産品やデリカも粗タンパク質が多く、塩分はデリカが4.0%で多い。また、各品目ともに脂肪中の不飽和脂肪酸割合が高い(表2)。 3. 給与試験は表3に示す5区を設け、体重30kgのLWD雑種肥育豚各区6頭に体重110kgまで試験飼料を給与すると、豚の発育と枝肉に差はないが、肉質では水産品を加えた2区と3区で皮下脂肪中のドコサヘキサエン酸(DHA)含量が増加する。また、資材を30%給与した2区と4区の皮下脂肪融点が低下する。ロース肉の官能検査では、2区と3区の豚肉に魚臭の発生が見られ、水産品の使用は嗜好性の低下につながる(表4)。 4. スーパーマーケットから排出される食品余剰物資材は養豚用飼料原料として利用可能であるが、水産品を利用すると肉の調理により魚臭が発生するため、使用は避けるべきである。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 皮下脂肪の融点低下は、脂肪を硬くする飼料原料の使用を検討する必要がある。 2. 実用面では、資材の原価を明らかにする必要がある。 3. 食品余剰物に畜産品は含まない。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| カテゴリ | 乾燥 豚 |
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