ブドウ「巨峰」の花穂整形の単純化技術

タイトル ブドウ「巨峰」の花穂整形の単純化技術
担当機関 大分県農業技術センター
研究期間 1998~1998
研究担当者 福田賢二
広瀬正純
川田重徳
藤田義明
中尾茂夫
発行年度 1998
要約 果房の形状を重視しない出荷・販売形態でのブドウ「巨峰」の花穂整形は、岐肩のみを残す1回切り法が最も単純で早く、実用的である。大分県農業技術センター・果樹部
背景・ねらい 現状のブドウ「巨峰」の着果及び果房管理は、形が良く整った、果粒の配置バランスの良い果房とするために、開花直前にすばやく花穂整形し、満開2~3週間後の幼果期に一粒一粒丁寧に摘粒することが基本技術となっている。花穂整形と摘粒は、多大の労力と熟練を要し、「巨峰」栽培の軽作業・単純化の最大のネックとなっている。そこで、房形、果粒の配置バランスにあまりこだわらない出荷・販売形態を想定した、「巨峰」の花穂整形の単純化技術を確立する。
成果の内容・特徴 テレキ5BB台の「巨峰」30年生を用い、花穂整形を行った(表1)。結実後の摘粒は、慣行区を除いて無摘粒とした。
  1. 作業時間は、1回切り区が最も短く、慣行区の5分の1となる(表2)。
  2. 単為結果率(無核粒率)は、1回切り区が慣行区に次いで低い(表3)。
  3. 果粒の粗密度は、4回切り区を除いて、いずれの区ともほぼ適正範囲内にある(表3)。
  4. 果房重は、年によってデータがややふれたが、3回切り区を除いていずれの区とも慣行区とほぼ同等である。有核果粒重も年によってデータがややふれたが、いずれの区とも慣行区とほぼ同等である(表4)。
  5. 着色及び糖度は、有核果粒重と同様、いずれの区とも慣行区とほぼ同等である(表5)。
成果の活用面・留意点
  1. 本法は1kg化粧箱出荷や観光ブドウ園等果房の形状にあまりこだわらない場合に利用度が高い。
  2. 本法は樹勢の落ち着いた、花穂の大きさが中庸な樹で適用し、花振い、単為結果しやすい樹には適用をさける。
図表1 220860-1.gif
図表2 220860-2.gif
図表3 220860-3.gif
図表4 220860-4.gif
図表5 220860-5.gif
カテゴリ 出荷調整 単為結果 ぶどう

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