隔離床とクロルピクリンテープ剤を組み合わせた青枯病の防除法

タイトル 隔離床とクロルピクリンテープ剤を組み合わせた青枯病の防除法
担当機関 熊本県農業研究センター
研究期間 1998~2001
研究担当者 古賀成司
発行年度 1998
要約 毛管水遮断用のサーマルボンドマットを深さ20cm、幅50cmに埋め込み、その上に遮根シートを敷設した隔離床でクロルピクリンテープ剤を土壌表面処理すると、ナスの青枯病に高い防除効果が得られる。熊本県農業研究センター・農産園芸研究所・病虫部
背景・ねらい ナス科野菜青枯病は臭化メチルやクロルピクリン剤により防除されているが、安全性や刺激臭の面で施設内での使用が困難である。また、根域全体を消毒できないため、その防除効果は不十分であり農業経営上大きな不安定要素となっている。このため、物理的防除資材と近年開発されたクロルピクリンテープ剤を組み合わせた防除法について検討した。
成果の内容・特徴
  1. 遮根シートのみを使用した隔離床では、毛管水により隔離床内が再汚染されることが判明している。このため毛管水遮断用にサーマルボンドマット(商品名:CPジオマット、土木用集排水剤、チッソ(株)製)を幅50cm、深さ20cmに設置する(図1)。なお、サーマルボンドマットとは、らせん状の化学繊維を粗く絡み合わせた隙間が多い(空隙率95.6%)マット状の資材である。
  2. サーマルボンドマットの上に遮根シート(東洋紡績(株)製)を敷設し、根域を制限する。
  3. 上述の隔離床でクロルピクリンテープ剤(商品名:クロルピクリンテープ、99.5%、日本化薬(株)製)の土壌表面処理を行うと青枯病に対して高い防除効果が認められる(表1)。
  4. クロルピクリンテープ剤の土壌表面処理は、クロルピクリン液剤点注処理に比べ簡便であり、刺激臭が少なく、安全性も高い。
成果の活用面・留意点
  1. 通路などの未消毒部分は全面マルチし、病原菌の侵入を防止する。
  2. 遮根シートの端は土壌表面より高くし、汚染土壌の混入を防止する。
図表1 220973-1.gif
図表2 220973-2.gif
カテゴリ 病害虫 青枯れ病 くり 経営管理 なす 防除

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