湛水直播栽培におけるメタアルデヒド剤の処理適期

タイトル 湛水直播栽培におけるメタアルデヒド剤の処理適期
担当機関 熊本県農業研究センター
研究期間 1998~1998
研究担当者 行徳裕
古賀成司
発行年度 1998
要約 スクミリンゴガイに対して効果の高いメタアルデヒド剤の湛水直播栽培における処理適期は、散播(播種深度0mm)で播種直後~1日後、条播(播種深度5mm)で播種直後~2日後である。熊本県農業研究センター・農産園芸研究所・病虫部
背景・ねらい スクミリンゴガイは発芽直後の芽を加害するため、湛水直播栽培に壊滅的な被害を与える。現在、本貝に対して防除効果が高いメタアルデヒド10%粒剤の開発が進められている。そこで、本剤の処理適期を明らかにするため、カルパーを粉衣した催芽籾を用いる散播、条播について試験を実施した。
成果の内容・特徴
  1. スクミリンゴガイは発芽直後の鞘葉を食害し、苗立ち率を低下させる。また、鞘葉の上部を食害された苗は、第1~2葉の葉身部分が欠損し、草丈が低くなる。
  2. 散播(播種深度0mm)における苗立ち率は播種1日後処理区まで90%以上であるが、2日後処理区から低下し、4日後処理区では13%となる。鞘葉の被害は2日後処理区から認められ、播種から処理までの間隔が長くなるにしたがい草丈は低くなる(図1)。
  3. 条播(播種深度5mm)における苗立ち率は播種2日後処理まで70%以上であるが、3日後処理区から低下し、5日後処理区では10%となる。鞘葉の被害は2日後処理区から認められ、播種から処理までの間隔が長くなるにしたがい草丈は低くなる。ただし、2日後処理区における鞘葉被害は軽く、実用上問題とならない程度である(図2)。
  4. 以上の結果から、メタアルデヒド10%粒剤の処理適期は、散播が播種直後~1日後、条播が播種直後~2日後と考えられる。
成果の活用面・留意点
  1. スクミリンゴガイの化学的防除技術開発の目安とする。
  2. 水田の土壌硬度や代かきの程度、播種機により播種深度が異なるので、播種深度を確認して処理時期を決定する。
図表1 220974-1.gif
図表2 220974-2.gif
カテゴリ 病害虫 直播栽培 水田 スクミリンゴガイ 播種 防除

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