寄生性天敵の増殖を目的としたマメハモグリバエの大量増殖技術

タイトル 寄生性天敵の増殖を目的としたマメハモグリバエの大量増殖技術
担当機関 岡県農業総合試験場
研究期間 1998~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 寄主植物として初生葉2枚が展開したインゲン苗を毎日搬入し、マメハモグリバエ個体群を維持することにより、マメハモグリバエの大量増殖が可能となる。また、成虫の餌となる5%ショ糖液などをインゲン株に散布することで、効率的な産卵を促進できる。岡県農業総合試験場・病害虫部・野菜花き病害虫研究室
背景・ねらい 多くの殺虫剤に抵抗性を発達させているマメハモグリバエに対して30種近い土着天敵が確認され、土着天敵を利用した生物的防除が注目されている。しかし、天敵増殖を目的としたマメハモグリバエ幼虫の大量増殖技術は国内では未確立である。そこで、マメハモグリバエ幼虫の安定的な供給を目的とした大量増殖技術を確立する。
成果の内容・特徴
  1. 恒温室内(摂氏25度)でインゲン(品種:ドーバーまたはトップクロップ)を初生葉2枚展開時に搬入する作業とインゲンから羽化したマメハモグリバエ成虫を放飼する作業を繰り返すことでマメハモグリバエ幼虫を生産できる(図1、図2)。
  2. マメハモグリバエ増殖室内でのインゲン苗設置時間を変えることで、マメハモグリバエ幼虫の潜孔数を調節できる(データ略)。
  3. 増殖室に搬入したインゲン株に餌として5%ショ糖液あるいは2%ハチミツ希釈液(データ略)を散布することで、マメハモグリバエの効率的な産卵が可能となる(図3)。4.マメハモグリバエ幼虫が蛹化のためインゲンの葉から脱出する頃に初生葉を刈り取り、底を切り取ってシャーレで蓋をするように改造したペットボトルに詰めることで、インゲン苗に寄生するハダニ類やコナジラミ類の発生を抑えることができる。
成果の活用面・留意点
  1. インゲンの栽培に要する労力や資材などの効率化が必要である。
  2. マメハモグリバエを安定的に供給するためには、恒温室内の温度を常に25℃前後で維持する必要がある。
図表1 221285-1.jpg
図表2 221285-2.jpg
図表3 221285-3.jpg
カテゴリ 病害虫 害虫 生物的防除 抵抗性 土着天敵 品種

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