黒毛和種去勢牛における肥育前期の乾草および濃厚飼料給与法と肉質・肉量の改善

タイトル 黒毛和種去勢牛における肥育前期の乾草および濃厚飼料給与法と肉質・肉量の改善
担当機関 佐賀県上場営農センター
研究期間 1991~2000
研究担当者 井上一輝
田久保義和
古川智博
発行年度 2000
要約 黒毛和種去勢牛の肥育前期に乾草を多く給与し、濃厚飼料給与量を2ヶ月間、6.5㎏以下に制御したものは、4ヶ月間制限給与したものより、増体量および肉質の向上が期待できる。佐賀県上場営農センター・研究部・畜産・果樹研究室
背景・ねらい 本県の黒毛和種の肥育牛飼料のTDN、DCP水準は、統一されてきたものの、給与量については各農家によりそれぞれ異なっており、枝肉成績のバラツキの要因のひとつになっている。肉牛生産技術を確立するため、黒毛和種去勢牛の同一種雄牛産子18頭を用い、肥育前期の濃厚飼料給与量が増体・肉質に与える影響について検討する。
成果の内容・特徴 濃厚飼料の給与量は、両区とも1頭当たり4㎏から肥育開始し、飼料少区は肥育開始後4ヶ月、飼料多区は肥育開始後2ヶ月には、6.5㎏になるよう制限しながら給与量を増加し、以後、飽食とした。また、粗飼料のチモシー、ヘイキューブについては、表1の摂取状況のように制限給与し、稲わらについては飽食とした。
  1. 肥育開始からの4ヶ月間は、飼料多区は飼料少区より乾草(チモシー)、濃厚飼料ともに多く摂取した。特に、濃厚飼料では、肥育開始から4ヶ月までの1ヶ月間毎の摂取量は、各期間ともに有意差が認められた。4ヶ月以降では、有意差は認められなかった。(表1)
  2. 1日当たり増体量は、飼料多区が高い傾向を示した。(表2)
  3. 肉量および肉質は、飼料多区が優れていた。(表3)
  4. バラ厚では1%水準で有意差が認められた。(表3)
成果の活用面・留意点
  1. 濃厚飼料・粗飼料ともに、今後さらに肥育ステージに応じた適正な給与量の検討が必要である。
図表1 221420-1.jpg
図表2 221420-2.jpg
図表3 221420-3.jpg
カテゴリ 肉牛 ばら

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