炭酸ガス施用によるハウスミカンの収量増加及び品質向上

タイトル 炭酸ガス施用によるハウスミカンの収量増加及び品質向上
担当機関 鹿児島県果樹試験場
研究期間 1999~2002
研究担当者 藤川和博
東明弘
大倉野寿
発行年度 2000
要約 ハウスミカンの加温期間中にハウス内の炭酸ガス濃度を2,000ppmにすることにより、結果率が高まり、収量が増加し、果実の着色も向上する。鹿児島県果樹試験場・栽培研究室
背景・ねらい ハウスミカン栽培では、高品質をねらった長期の土壌乾燥による樹勢低下等の影響もあり、着花不足や結果不安定による収量の減少が課題になっている。一方、カンキツを炭酸ガス濃度を高めて栽培すると、光合成速度が向上し、乾物生産量が増加することが明らかになっており、樹勢強化、収量増、品質向上につながる技術として期待されている。そこで、ハウスミカンの収量増加と品質向上をねらいとした炭酸ガス施用効果を検討する。
成果の内容・特徴
  1. 早生温州を用いた早期出荷型ハウス栽培では、加温期間中(12月上旬~6月上旬)のハウス内炭酸ガス濃度を2,000ppmにする。施用時刻は12月から4月までの期間は午前5時から午前8時まで、5月から加温停止までの期間は午前5時から午前7時までとする。
  2. 炭酸ガス施用により結果率が高まり、収量も約1割増加する(表1、表2)。果実品質は、糖度及びクエン酸は対照区とほぼ同等であるが、果実の着色が向上する(表3、図1、図2)。
  3. 炭酸ガス施用によりハウス内の炭酸ガス濃度が高まり、光合成速度は約2倍に高まる(図3)。
  4. 施用期間中(12月上旬~6月上旬)の灯油燃焼量は10a当たり、約1,400~1,500リットルであり、燃料費では約7万円である(表4)。
成果の活用面・留意点
  1. 燃焼式施用機は、熱風が直接樹に当たらないように設置する。
図表1 221474-1.jpg
図表2 221474-2.jpg
図表3 221474-3.jpg
図表4 221474-4.jpg
図表5 221474-5.jpg
図表6 221474-6.jpg
図表7 221474-7.jpg
カテゴリ 乾燥 出荷調整 その他のかんきつ

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる