土壌タイプの異なる水田におけるケイ酸質資材の施用効果

タイトル 土壌タイプの異なる水田におけるケイ酸質資材の施用効果
担当機関 熊本県農業研究センター
研究期間 2000~2000
研究担当者
発行年度 2000
要約 灰色低地土におけるケイ酸質資材の施用は、多湿黒ボク土に比較して水稲の茎葉中ケイ酸含有率が高まり、穂数及びm2当たり籾数が増加するなど、土壌中可給態ケイ酸含量の低い水田土壌で効果が高い。
背景・ねらい 熊本県における水田土壌の可給態ケイ酸含量は低下しており、その原因はケイ酸質資材の投入低下にあると指摘されている。そこで、ケイ酸質資材の施用が水稲の養分吸収、収量構成要素および品質に与える影響を検討した。
成果の内容・特徴
  1. ケイ酸質資材のケイカル20kg/aまでの施用によって、茎葉中のケイ酸含有率は最大12%増加するが、その程度は多湿黒ボク土に比べて灰色低地土で大きい(図1)。
  2. ケイ酸質資材の養分吸収に対する施用効果は茎葉中ケイ酸含有率にみられ、土壌中の可給態ケイ酸含量が比較的低い灰色低地土で高く、多湿黒ボク土では低い(図2)。
  3. 灰色低地土ではケイ酸質資材施用によって穂数及びm2当たり籾数が増加し籾生産効率は高まる(図3)。
  4. 水稲の玄米窒素含有率は品種あるいは土壌の種類にかかわらず茎葉中のケイ酸含有率が高いほど低くなる傾向があり、これは灰色低地土において顕著である(図4)。
成果の活用面・留意点
  1. 「ヒノヒカリ」、「森のくまさん」および「コシヒカリ」栽培水田が対象である。
  2. 土壌中可給態ケイ酸はpH7.0中性リン酸液抽出法による。
図表1 221613-1.jpg
図表2 221613-2.jpg
図表3 221613-3.jpg
図表4 221613-4.jpg
カテゴリ 肥料 水田 水稲 品種

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