タイトル |
ナバナの年内どり及び春どり作型における品種と播種期 |
担当機関 |
大分農技セ |
研究期間 |
2001~2003 |
研究担当者 |
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発行年度 |
2003 |
要約 |
ナバナの年内どりは「京の春」を9月上旬に播種すれば11月中旬から翌年1月末までに100kg/a以上の上物収量が得られる。春どりは「花飾り」を10月上旬に播種すれば2月上旬から収穫が開始され、年内どりとの組合せで、11月~4月まで収穫が可能となる。
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キーワード |
花菜、年内どり作型、春どり作型、品種
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背景・ねらい |
ナバナは早期水稲の後作等に導入できる品目で、周年素材として需要が伸びている。県下における出荷時期は1月~3月が中心で、年内から長期に出荷できる優良品種の組み合わせによる作型開発が望まれている。そこで、11月から4月まで連続して収穫できる優良品種の組み合わせと作型設定を行う。
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成果の内容・特徴 |
- 年内どり作型に適する品種は「京の春」で、播種期を同一にした場合に収穫が早く始まり安定した収量が得られる(表1、図1)。
- 年内どり作型では9月上旬に播種した場合に、1月末までに100kg/a以上の上物収量が得られる(表1)。
- 春どり作型に適する品種は「花飾り」で、3月までの収量が多く、葉色も濃い(表2、図1)。
- 年内どり作型の花蕾の品質が低下する1月下旬以降から、「花飾り」を用いた春どり作型で引き続き収穫するには10月上旬に播種する(図1、表3)。
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成果の活用面・留意点 |
- 平坦地域から標高300m地域までの水田転換畑での栽培に適するが、標高300m地域では播種時期を半旬早める。
- 年内どり作型での極端な早まきはカブモザイクウイルスによる被害、軟腐病の発生を助長する場合がある。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
かぶ
出荷調整
水田
水稲
なばな
播種
品種
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