マメハモグリバエと寄生蜂を選別できる防虫ネットの網目サイズ

タイトル マメハモグリバエと寄生蜂を選別できる防虫ネットの網目サイズ
担当機関 鹿児島県農業試験場
研究期間 1999~2006
研究担当者
発行年度 2004
要約 マメハモグリバエの侵入を防ぎ、Chrysocharis pentheusやNeochrysocharis okazakii等の寄生蜂の通過に影響の少ない防虫ネットの網目は0.6~0.63mmである。
キーワード マメハモグリバエ、寄生蜂、防虫ネット、網目
背景・ねらい 春季にエンドウのナモグリバエで発生する寄生蜂は、その一部がマメハモグリバエの天敵相と共通することが知られており(Kamijyo,1979)、トマトなどのハモグリバエ類防除に利用することが検討されている(嶽崎,2001;山口・嶽崎,2004)。寄生蜂の寄生がみられるエンドウ葉をハウス内に導入するにあたり、寄生蜂のみを選択的に放飼する必要がある。そこで、マメハモグリバエは通過できず、寄生蜂に影響の少ない網目サイズを検討した。
成果の内容・特徴
  1. マメハモグリバエにおいて、雄成虫では0.63mm目以下、雌成虫では0.67mm目以下の防虫ネットを通過できる個体は認められない(表1)。
  2. エンドウのナモグリバエから羽化したChrysocharis pentheusとDiglyphus isaeaは95%以上の個体が、Chrysocharis pubicornisは90%以上の個体が0.5mm以上の防虫ネットを通過できる。また、Neochrysocharis formosaは0.5mm以上の防虫ネットをすべての個体が通過することができる(表2)。
  3. Neochrysocharis okazakiiは0.75mm目の防虫ネットを通過できる。また、0.6mm目でも、雌成虫で85%以上、雄成虫ではすべての個体が通過できる(表3)。
  4. マメハモグリバエが通過できず、N.okazakii、C.pentheus、D.isaea、C.pubicornis、N.formosa等の寄生蜂の脱出に影響が少ないネットの網目サイズは、0.6~0.63mm目程度である。
成果の活用面・留意点
  1. エンドウのナモグリバエに寄生する寄生蜂を利用する場合、マメハモグリバエを遮断し、寄生蜂のみをハウス内に放飼するためのエンドウ葉を保管する容器等の開発に活用できる。
図表1 222858-1.jpg
図表2 222858-2.jpg
図表3 222858-3.jpg
カテゴリ 病害虫 トマト 防除

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