作物可食部のウラン濃度が低いことをほ場試験で確認

タイトル 作物可食部のウラン濃度が低いことをほ場試験で確認
研究期間
研究担当者 荒尾知人
山口紀子
川崎晃
土壌環境研究領域 木方展治
発行年度 2007
要約 ほ場で各種作物を栽培し、可食部中のウラン濃度を測定したところ、いずれも低濃度で、土壌から作物への移行は少ないことが確認でき、作物に含まれるウランの放射能面からの安全性を示すことができました。
背景・ねらい
天然物に含まれる放射性物質の危険性の再評価が国際的に行われてきています。肥料原料には不純物としてウランが含まれており、食の安全の観点からの調査が求められています。そこで、作物、特に可食部のウラン濃度と、そこへウランが土壌から移行する割合(移行係数)を主要な農作物について明らかにすることを目的に研究を行いました。

成果の内容・特徴 植物中のウラン分析法を確立して、日本各地から集めた主要穀類の可食部中ウラン濃度を測定したところ、0.1μg kgDW-1以下と極めて低い値でした(表1)。移行係数は放射線分野で環境中の対象核種の移動性を評価するのに広く用いられている指標です。表1では作物可食部中のウラン濃度/土壌作土中のウラン濃度を移行係数として表しており、土壌の濃度に比べて作物可食部の濃度が1/20,000以下と低いことを示しています。
約30年間畑として用いている農業環境技術研究所内にある黒ぼく土ほ場の表層10cmのウラン濃度は、隣接する未耕地よりも明らかに高くなっていますが、容易に植物に吸収されると考えられる酸可溶態のウランは全ウランの1.6%しかありませんでした(表2)。
図表1 225495-1.jpg
図表2 225495-2.jpg
図表3 225495-3.jpg
図表4 225495-4.jpg
カテゴリ 肥料

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