植物の葉から採れたカビが生分解性プラスチックを強力に分解

タイトル 植物の葉から採れたカビが生分解性プラスチックを強力に分解
研究期間
研究担当者 生物生態機能研究領域 小板橋基夫
生物多様性研究領域 鈴木健
藤井毅
北本宏子
對馬誠也
発行年度 2008
要約 イネ科作物の葉の表面などに生息するカビ(糸状菌)が生分解性プラスチック(生プラ)を効率よく分解することを明らかにしました。今回選抜されたカビは、生プラ分解能力が高く、その特性を生かした技術開発が期待されます。
背景・ねらい
プラスチック廃棄物の回収と処理の手間を減らすために、農業用資材などに生プラの導入が進められていますが、生産現場では使用後の分解が遅いなど問題があり、生プラ資材の分解を促進する技術の開発が農業現場から求められています。そこで、植物の葉の表面が生プラの構造と似た物質で覆われていることに着目し探索したところ、葉の表面から生プラ分解能が極めて高いカビを発見しました。

成果の内容・特徴
  1. 植物の葉面から強力な生プラ分解能を持つカビを分離できました。分離方法は、まず生プラの成分を唯一の炭素源として加えた培地を作製します。次に、その培地上に葉を洗浄した液を流し、乳白色の培地を溶かして透明となった部分の菌株を分離します(図1)。この結果、イネ科作物の葉から生プラを分解する様々なカビが選抜されました。
  2. それらの中から、特に強力な生プラ分解能を持つカビ(菌株名;47-9株)を見出しました。このカビは、生プラフィルム(PBS:ポリブチレンサクシネートとPBSA:ポリブチレンサクシネート/アジペート)を強力に分解しました(図2)。このカビは、今まで見つかった生プラ分解微生物の中でも特に分機能が高く、培養液中に高純度で、生プラ分解酵素のみを生産する優れた特性を持っています。
図表1 225517-1.jpg
図表2 225517-2.jpg
図表3 225517-3.jpg
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