家畜の眼の開閉変化を撮影・解析するシステム

タイトル 家畜の眼の開閉変化を撮影・解析するシステム
担当機関 畜産試験場
研究期間 2000~2000
研究担当者 甲斐眞
根本鉄
作本亮介
小林登史夫
大西博之
陳文西
楠瀬良
粕谷悦子
本田善文
齋藤敏之
発行年度 2000
要約 家畜の眼の開閉変化の日内変動を明らかにするために、眼瞼動作撮影・解析システムを開発した。本システムを用いて眼の開閉変化を撮影・解析することにより、家畜の睡眠・覚醒リズムについて情報を得ることができる。
背景・ねらい 家畜の休息・活動変化や睡眠・覚醒変化は脳全体の神経活動変化を反映している。これらの変化には日内リズムがあると考えられるが、家畜では殆ど明らかにされていない。本研究では、家畜の休息・活動変化や睡眠・覚醒変化を明らかにしていくための眼瞼動作撮影・解析システムを開発する。
成果の内容・特徴 1.
本システムは有線あるいはテレメータ方式の眼瞼動作撮影装置と画像解析システムから構成さ
れており、家畜に侵襲を加えることなく、眼の開閉変化を明らかにすることができる。
2.
有線方式の撮影装置(重量約50g)は超小型CCDカメラと眼の周辺を照らす光源(赤外発光ダイオード4個)から構成されている。
3.
図1)の全重量は約880gである。
4.
図4には馬房に係留されている馬の眼の開閉変化(約24時間分)を解析した結果を示した。これらの結果から、子牛や馬は夜間(暗期)に長時間眼を閉じることはなく、かなり頻繁に眼を開けていることが示された。
成果の活用面・留意点 1.
装置装着後のトラブルを防止するためには、あらかじめ家畜を頭部マスクに馴致させておくことが必要である。
2.
画像解析の際の誤認識を防ぐためには、画像に輝度むらが生じないように室内の明るさをできるだけ一定に保つことが必要である。
カテゴリ

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる