タイトル | 休眠から覚めたオオムギ種子の発芽は吸水種子内部のアブシジン酸の代謝促進を伴う |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究所 |
研究期間 | 2002~2005 |
研究担当者 |
久城哲夫(理研) 金子成延 篠田祥子(理研) 神谷勇治(理研) 川上直人(明治大) 蝶野真喜子 渡邊好昭 南原英司(理研) 本多一郎(野菜茶研) |
発行年度 | 2006 |
要約 | 休眠から覚めたオオムギ種子は、吸水後の種子内部でアブシジン酸(ABA)代謝酵素遺伝子(HvCYP707A1)の発現量が増大し、ABAの代謝が促進された結果、ABA量が急激に減少し、発芽し始める。 |
キーワード | オオムギ、アブシジン酸、遺伝子発現、発芽、休眠 |
背景・ねらい | ムギ類種子の休眠は、穂発芽(穂の上での種子発芽)に関わる重要な生理的機構である。ABAは種子休眠の形成や維持に関与する植物ホルモンであるが、ムギ類種子の休眠とABA量との関係については未だ不明な点が多い。そこで、オオムギ(Hordeum vulgare L.)品種「ミサトゴールデン」を材料に、ABA生合成に関与する9-cis-epoxycarotenoid dioxygenase (NCED)をコードする遺伝子(HvNCED1, HvNCED2)と、ABA代謝に関与するABA 8’-hydroxylase (CYP707A)をコードする遺伝子(HvCYP707A1)に焦点を絞り、これら遺伝子の発現とABA量との関係、また、ABA量と発芽との関係を追究する。これらの解析を通して、オオムギ種子の休眠とABA量の制御との関係を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 大麦 受粉 品種 |