軽焼マグネシアを主成分とする土壌硬化剤

タイトル 軽焼マグネシアを主成分とする土壌硬化剤
担当機関 農業工学研究所
研究期間 2000~2001
研究担当者 小堀茂次(東武化学㈱)
藤森新作
発行年度 2000
要約 開発した土壌硬化剤は、軽焼マグネシアとリン酸肥料を主原料とする。セメントや石灰で固めることが難しかった有機質土壌や高含水土壌も固めることができる。硬化物は弱アルカリであり、粉砕すれば土およびリン酸肥料として使用できる。
背景・ねらい 水田における畦畔及び畦畔下からの漏水防止は、用水不足対策や肥料、農薬の流出防止による水環境への負荷軽減といった問題を解決する上から重要である。また、畦畔漏水防止は水稲作のみならず水田における麦・大豆等の栽培においては、隣接圃場からの水の侵入を防ぐために必要である。そこで、現地土壌との混和・成型により畦畔造成に利用可能な土壌硬化剤を開発するとともに、その汎用利用技術を検討する。

成果の内容・特徴
    開発した土壌硬化剤と土壌を混和し、自然硬化または転圧成型、加圧成型を行うことによって、従来はセメント等を用いて固化作用を期待した製品や構造物を製造できる。
  1. 本硬化剤は土壌中の水分と結合すると水酸化マグネシウムとなり,初期硬化を開始し ゲル状となる。その後、リン酸や空気中の炭酸ガスと反応して、リン酸マグネシウム及 び塩基性炭酸マグネシウムとなり強度を増大する。
  2. pHが低く環境負荷の少ない構造物を得ることができる。また,水分の吸排水特性の 良好な構造物が得られる。
  3. 硬化物は粉砕して現地の土壌と混合しても作物の生育や土壌環境に影響を与えず、む しろ肥料分として還元される。
  4. 水田畦畔の表面を改良すると、漏水防止効果とともに雑草繁茂が抑制される(図1、図2)。
  5. 高含水土壌に対して同一量を添加した場合、既存の固化材よりも高強度で固化できる (図3)。また、脱水作用があり、汚泥と混和すると乾燥し、また、再び水中に入れて もヘドロ化しないため、ため池や下水汚泥等の処理にも適している(図4)。
成果の活用面・留意点 マグホワイトを畦畔漏水防止に利用する場合には、各地の土壌条件に応じた添加量や土壌水分量を事前に検討する必要がある。
図表1 227846-1.gif
図表2 227846-2.gif
図表3 227846-3.gif
図表4 227846-4.gif
カテゴリ 肥料 病害虫 乾燥 雑草 水田 大豆 土壌環境 農薬

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