| タイトル |
ほ場整備機械作業による透排水性低下を回避する土壌管理指標と改善対策 |
| 担当機関 |
北海道立中央農業試験場 |
| 研究期間 |
2002~2004 |
| 研究担当者 |
北川 巌
竹内晴信
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| 発行年度 |
2004 |
| 要約 |
ほ場整備に伴う透排水性低下は堅密化と練返しによるものであり、その影響は土壌母材、粒径、施工時水分で相違する。土壌管理指標値は、貫入抵抗値0.4~1.5MPa、容積重135g/100ml以下とし、施工後に心土破砕または暗きょ排水を行う。
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| キーワード |
ほ場整備、機械作業、透排水性、堅密化、練返し
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| 背景・ねらい |
ほ場整備は農地の生産性や作業性の向上を目的としているが、充分な機能を発揮しないこともある。その原因は機械作業による土壌物理性の悪化であると予想される。そのため、土壌物理性を損なうことなくほ場整備の機械作業を行って、整備後の透排水性を低下させないことが重要であり、このための施工管理の指標化と改善対策の策定を行う。
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| 成果の内容・特徴 |
- 区画整理施工ほ場の土壌物理性は、特に25~50cmの次層において不良となる例が多く、透水性はばらつきが大きくなる。また、同一ほ場における施工前後の土壌物理性の比較では、土壌物理性の悪化傾向が明らかで、透水性が低下している(表1)。泥炭土や低地土では土壌構造の消失、火山性土では粗孔隙の減少や堅密化が発生する。
- 暗きょ排水の埋め戻し土の含水比は高く乾燥が不十分で、崩れやすい土壌では透水性が低下しやすい(図1)。従って埋め戻し時には充分な乾燥と過剰な転圧は避けるべきである(表2)。
- 火山噴出物を母材とするL~S(農学会法土性)の土壌では、区画整理の施工により土層全体が堅密化する現象が発生する(図2)。これらは、塑性限界付近の比較的乾燥した土壌水分条件で発生する。
- 以上の実態から、透水性低下要因として堅密化と練返しが重要と考えられる(表2)。前者については粗粒な火山性土や最適含水比における圧縮・締固め及び母材や砂礫層など自然生成的硬盤層が影響し、後者については液性限界より高水分での土壌の掘削や移動に伴う土壌物理性悪化の影響が大きいと予想する。
- 区画整理の土壌管理指標値として、堅密化と練返しによる軟化の両方の観点から、土壌の硬さは貫入抵抗値0.4~1.5MPa(山中式土壌硬度12~20mm)が望ましい。堅密層の判断指標には容積重を併用し135g/100ml以下とする(表2)。
- 区画整理時の堅密化により透水性が低下したほ場では、改善対策としてパンブレーカーによる心土破砕が有効である(表1)。また、練返しの対策として、心土破砕より暗きょ排水を優先させるべきである(表2)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 本成果は汎用田のほ場整備を実施する際の土壌管理指標と改善対策である。
- 本成果は主として汎用田に適用し、暗きょ排水については畑地でも参考にできる。
平成16年度北海道農業試験会議(成績会議)における課題名および区分「ほ場整備機械作業による透排水性低下を回避する土壌管理指標と改善対策」(行政参考)
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
乾燥
排水性
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