「あきたこまち」高品質安定生産のための好適出穂期

タイトル 「あきたこまち」高品質安定生産のための好適出穂期
担当機関 愛媛県農業試験場
研究期間 1999~1999
研究担当者 鳥生誠二
日野恭子
木村 浩
発行年度 1999
要約  「あきたこまち」の品質低下要因である未熟粒(乳白粒を含む)割合は、出穂後30日間の最低気温の積算値と相関が高い。未熟粒15%以下の高品質米を生産するには、積算値が707℃以下となるのがよく、8月以降の出穂期では収量の変動が大きくなるため、出穂期は7月第3半旬までが望ましい。
背景・ねらい
「あきたこまち」は、愛媛県において最も作付面積が多い品種であるが、超早期から普通期まで、多くの作型があるため、栽培時期による品質のばらつきが大きい。
そこで品質低下要因である未熟粒について、登熟期間中における気象条件との関係を検討し、安定収量を確保した高品質米生産のための出穂期について検討した。
成果の内容・特徴
  1. 未熟粒割合は、出穂後30日における最低気温の積算値との相関が高い(表1)。
  2. 未熟粒割合が15%の場合、出穂後30日間の最低気温の積算値は概ね707℃(図1)で、平均最低気温は23.6℃であった。
  3. 出穂後30日間の最低気温の積算値が概ね707℃を越える期間は、過去5年の平均値で7月第4半旬~8月第2半旬である(図2)。
  4. 8月以降、出穂期が遅くなるにつれて収量の変動が大きくなり、低下する傾向がある(図3)。
  5. 以上より未熟粒割合を低下させ安定生産を図るためには、平坦部で7月第3半旬までの出穂期が望ましい。
成果の活用面・留意点
  1. 玄米粒の判定は、品質判定機RS-2000(静岡製機)により行った。未熟粒には乳白粒を含む。
  2. 気象データは、愛媛県農業試験場測定による。
  3. 平坦地に適用。

図表1 228761-1.jpg
図表2 228761-2.jpg
図表3 228761-3.jpg
図表4 228761-4.jpg
カテゴリ 品種

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