| タイトル |
高知県野見湾における秋期の水止まりとそれに伴う水質悪化の現象の解明 |
| 担当機関 |
独立行政法人水産総合研究センター水産工学研究所 |
| 研究期間 |
2001~2005 |
| 研究担当者 |
山本潤
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| 発行年度 |
2004 |
| 背景・ねらい |
漁港内の泊地や比較的小規模な内湾等の閉鎖性水域は、活魚蓄養や養殖漁場として高密度に利用されているが、陸域からの汚濁水の流入、海水交換の不足、自家汚染等により、水質悪化、底質悪化が深刻な問題となっている。閉鎖性水域を対象とした環境影響評価や環境改善(保全)対策工法の検討に資するために、閉鎖性水域における流動・水質変動機構をモデル化し、流動・水質変動に関する定量的な評価手法の開発が求められている。
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| 成果の内容・特徴 |
閉鎖性水域の流れをより高度に計算できるよう3次元流動モデルを改良し、内部潮汐の再現を可能にした。さらに溶存酸素収支モデルを付加し、貧酸素水塊の発生を再現できるようにした。これを用い、閉鎖性内湾である野見湾の秋期の水質悪化に至る機構の解明を試みた。 養殖の盛んな高知県の野見湾では、夏に成層化し大規模な内部潮汐が観測されたが、秋には躍層が消滅し湾内流速が激減した。それは、地元漁業者らに「水止まり」と呼ばれ警戒されている現象を指す。貧酸素水塊の発生が通常予想される夏よりも秋に多く発生する大きな原因は、夏期には内部潮汐により海水交換が得られるが、秋期には流動の停滞によって海水交換が不足し、結果として貧酸素水塊が発生する為であると結論付け、その過程を数値計算により再現し、これを証明した。
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| 成果の活用面・留意点 |
海面養殖漁業に関する研修会等で本研究の成果を地元漁業者らに講演し、また、講演ビデオや現地観測報告書等を配布している。養殖漁場の水理現象や水質変動機構の数値モデル化によって、水質悪化原因の解明及び利用の適正化、水質改善策等の検討に寄与している。本研究成果は、平成16年11月上旬に野見湾において発生した養殖カンパチの大量斃死問題の原因究明委員会で報告され、現象の解明および今後の再発防止策の検討を進める上で活用された。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
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