未利用海藻の食品素材化 −海藻のたまご−

タイトル 未利用海藻の食品素材化 −海藻のたまご−
担当機関 北海道立釧路水産試験場
研究期間 1996~2000
研究担当者 釧路水産試験場 利用部 辻 浩司 宮崎亜希子
発行年度 2004
背景・ねらい 道東沿岸のコンブ漁場にはスジメ・アイヌワカメが繁茂しているが、これらはコンブの育成の妨げとなっており、毎年、駆除・廃棄を行っている。これらの未利用海藻の食材化を図るため、原料特性、加工適正、貯蔵性等の検討を行った。
成果の内容・特徴
  1. 未利用海藻には旨味成分のグルタミン酸やマンニトールが、コンブに含有されている量の約30%しか含まれていないが、機能性食物繊維であるアルギン酸はコンブと同じ程度含まれていた。
  2. アルギン酸はカルシウムと結合することでゼリー化する。このアルギン酸の性質を利用して、未利用海藻をアルカリ条件の下で溶解(アルギン酸の溶出)した後、これをカルシウム溶液に滴下することにより、未利用海藻からイクラ様のゼリー状食品(以下「海藻のたまご」)を製造した。
  3. 「海藻のたまご」の形状では冷蔵で2週間程度賞味可能であった。
成果の活用面・留意点 「海藻のたまご」は海藻全体を利用するため、廃棄物も出ず、ソフトな食感で低カロリー(約3Kcal)であり、子供から高齢者まで食べることが可能な食品素材のため、今後、様々な食品分野への利用が期待される。
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図表3 229599-3.png
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カテゴリ 加工 機能性

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