| タイトル |
人工産卵床を用いたオオクチバスの駆除について |
| 担当機関 |
宮城県内水面水産試験場 |
| 研究期間 |
2004~2004 |
| 研究担当者 |
花輪正一(宮城県内水面水産試験場)
小畑千賀志
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| 発行年度 |
2004 |
| 背景・ねらい |
宮城県では,多くの湖沼河川にバスが侵入し,在来魚の生息数,種類数が急激に減少する等の深刻な影響を受けている。バスの駆除は,定置網,刺網などによる大・中型魚の捕獲のほか,透明度が良い湖沼では自然産卵床を目視で発見し,破壊する方法が一般的に行われている。しかし,伊豆沼など透明度の悪い湖沼では目視による発見が困難であることから,発見が容易でかつ産みつけられた卵を容易に除去できる人工産卵床を開発した。これによって,誘引された親魚及び産着卵の駆除と合わせ,浮上稚魚が産卵場所周辺の水域にパッチ状の集団となって出現する性質を利用して稚魚の駆除が効率的にできるようになった。なお,これまでの調査結果から,バス稚魚はモツゴなど小型コイ科の生育場所が近接し,これらを大量に補食し成長することがわかっている。以上のことから,産卵期から浮上稚魚までの時期の駆除が在来魚の回復にとって効果的であると考えられる。
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| 成果の内容・特徴 |
人工産卵床は,前年の開発試験で,作成が容易かつ安価であることを前提に行った結果,外枠(苗ポット),産卵基質(砕石),カバー(三方衝立)などの形状,材質の組み合わせが最も利用率が高く,有効であった。これを伊豆沼の産卵場内455箇所に設置し,産卵状況の確認と卵の除去,小型刺網による卵を守る親の捕獲,三角網による浮上稚魚の捕獲,稚魚の分散時期には小型定置による捕獲を実施した。人工産卵床の観察・卵の駆除・親魚捕獲は5月上旬から6月下旬まで週2回ずつ行い,122ヵ所で産卵を確認・除去(約122万粒)し,親魚捕獲は13尾であった。浮上稚魚については約108万尾を捕獲した。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 伊豆沼におけるバス駆除の意義が地元関係団体やNPO法人を含む一般人及び地元小学生等に理解され,全国初のバス駆除ボランティア団体「バス・バスターズ」が組織され,平成16年春から,人工産卵床の作成,設置,観察など一連の駆除対策が実践された。
- この活動は,全国にも紹介され,各地からの視察や問い合わせや人工産卵床の使用状況などの連絡があった。
- 伊豆沼の活動事例が契機となって,バスの被害に対して広く理解されるようになり,ため池等において,より確実な池干しによるバス駆除が実施されるようになった。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
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