| タイトル | ターゲットストレングス推定に必要なミナミマグロ幼魚の魚肉内音速測定 |
|---|---|
| 担当機関 | 独立行政法人水産総合研究センター水産工学研究所 |
| 研究期間 | 2006~2010 |
| 研究担当者 |
安部幸樹 高尾芳三 澤田浩一 |
| 発行年度 | 2006 |
| 背景・ねらい | SBTの音響資源調査を行うにあたり,そのTS情報を得ることは重要であり,特にソナーを用いた音響調査の場合は,背方向のみならず,三次元的な全方位の音響散乱特性を知る必要がある.音速比hは音響理論散乱モデルを用いて無鰾魚や動物プランクトンなどのTSを推定する場合に重要なパラメータである.幼魚期に無鰾魚とみなされるSBTのTS推定に必要な音速比を得るために,調査現場においてSBT幼魚の魚肉内通過音速を測定した. |
| 成果の内容・特徴 | 本研究では,可搬性に富む超音波骨密度測定装置をオーストラリアの調査現場に持参し,SBT魚肉内音速測定を試みた.超音波骨密度測定装置は,踵骨中の超音波伝搬速度を測定し骨密度に変換するものである.これまでSBTの魚肉内音速に関する知見はなかったが,本実験により1610-1655m/sという結果が得られた.また,この音速は,魚肉温度に依存する傾向があった.音響理論散乱モデルに適用するため,環境水温よりも魚肉温度が5℃高いと仮定し,音速比hを算出したところ,hはおよそ1.06から1.09の範囲であった. |
| 成果の活用面・留意点 | これまで実測中心であったSBT幼魚のTS推定について,音響理論散乱モデルを利用した推定への活路を拓くことができた.また,これにより,背方向のみならず,ソナー調査に重要な三次元的な音響散乱特性を得ることも可能になるであろう.今後,音速比とともに重要なパラメータである密度比を得る必要がある. さらに,本研究の方法は,他魚種の魚肉内音速測定にも応用可能であると考える. |
| 図表1 | 229885-1.pdf |
| カテゴリ |
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