漁業情報リアルタイム提供システムの開発

タイトル 漁業情報リアルタイム提供システムの開発
担当機関 石川県水産総合センター
研究期間 2005~2005
研究担当者 辻 俊宏
発行年度 2007
背景・ねらい
 漁業者にとって、水温などの海況および漁獲量などの漁況は重要な情報である。当センターでは、これらを漁海況情報としてFAXで漁協等に配信してきたが、即時性に乏しく、有効に活用されてきたとは言い難い。近年、情報通信インフラの整備、とりわけ携帯電話の普及により、漁業者へ直接情報発信するシステムが廉価に構築可能となった。そこで、携帯電話を受信端末ツールとした、準リアルタイムの情報提供システムを開発した。

成果の内容・特徴 1 主な提供情報
(1)リアルタイム海況:県内沿岸6ヶ所(図-1)に係留した観測ブイ(写真-1)による水温または流向・流速値を10分間隔で計測し、1時間間隔で更新
(2)県内主要港の水揚量:当日または前日の情報
(3)能登半島周辺の表面水温図:衛星画像等に基づき作成された表面水温図(図-2)を日々更新
(4)各種情報:急潮情報,大型クラゲ情報,内浦海域観測速報など当センターが発行する各種情報のダイジェスト
2 提供方法
 パソコンにより携帯電話サイトを自動的に作成する。漁業者は携帯電話よりサイト(図-3)にアクセスし、情報提供を受ける。また、登録者には、リアルタイム海況情報や各種情報を定期的にメールにて配信する。

成果の活用面・留意点
 リアルタイムの情報により、操業の可否、漁場の決定、漁況の予測など操業判断の材料として有効に活用される。とりわけ定置網においては、急潮の発生状況を確認することができる。
 これまで、当センターからの情報発信については、FAXで漁協等を通じてなされていた。当システムにより直接の提供が可能になり、情報の浸透度が飛躍的に高まった。今後、漁業者が求める情報内容の精査が必要である。


図表1 229966-1.pdf
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