佐渡島真野湾の磯焼け域における藻場回復技術の開発

タイトル 佐渡島真野湾の磯焼け域における藻場回復技術の開発
担当機関 新潟県水産海洋研究所
研究期間 2004~2008
研究担当者 吉田友和
佐藤智則
石川竜子
発行年度 2008
背景・ねらい
本県の沿岸域には広く藻場が分布しているが、平成年代に入って県内各地から磯焼けが報告されるようになり、漁業者から藻場回復の要望が高くなっている。そこで、磯焼け域における藻場回復技術を開発するため、佐渡島真野湾のガラモ場で生じている磯焼けを対象に現況とその発生及び継続要因を究明し、要因に応じた藻場回復技術を開発する。
成果の内容・特徴 ○藻場の形成阻害要因を解明するため、磯焼け域において小型の囲い網を用いた食害防御試験および天然の基質(玉石)に胞子を播種する胞子供給試験を行った。その結果、食害を防御しなかった試験区および胞子を播種しなかった試験区では海藻がほとんど生育しなかったことから、底生植食動物の食害および胞子加入量の不足が藻場形成の主な阻害要因であることがわかった。

○これらの要因に対して、佐渡市背合地先水深11mの磯焼け域(図1)に10m四方の範囲で食害防御用の囲い網(図2)を設け、平成18年6月から7月に生殖器床を持つノコギリモク、ヤツマタモク、マメタワラ計100個体を移植した。さらに、食害に対しては1週間から1ヶ月に1回の頻度で潜水により囲い網の内側および周囲1.5mの範囲で底生植食動物を除去した(図3)。

○囲い網内にはホンダワラ類の幼体が多数出現し、順調に生育を続け、囲い網内の約6割程度の面積で藻場が形成された。藻場はヤツマタモクが主体の構成で、平成20年7月には藻体の成熟を確認した(図4)。
成果の活用面・留意点
・比較的波浪の影響を受けにくい水深の転石帯において囲い網を設置することにより、底生植食動物の防御ができ、藻体への食圧の低減が図れる。

・他海域では底質、水深、海況に応じた囲い網の改良が必要。

・囲い網の設置にかかる労力が大きいことから大規模に実施するためには省力化の検討が必要。

図表1 230096-1.pdf
カテゴリ 省力化 播種

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