| タイトル | 海産白点虫の宿主離脱時刻および感染時刻 |
|---|---|
| 担当機関 | 和歌山県農林水産総合技術センター |
| 研究期間 | 2005~2007 |
| 研究担当者 |
堅田昌英 |
| 発行年度 | 2008 |
| 背景・ねらい | 海産白点病は数年に一度の割合で億単位の被害額を出す深刻な疾病であり、防除対策を開発することは魚類養殖にとって重要な課題と言える。しかし、研究は立ち後れており、原因寄生虫である海産白点虫の感染環がボラやブラックモーリーを用いて水槽実験レベルで明らかにされているに過ぎず、最も被害が頻発するマダイ養殖における本虫の増殖動態は明らかでない。そこで、マダイおよびイシダイを用いて、飼育水槽あるいは養殖場での本虫の宿主離脱時刻および感染時刻を検討した。 |
| 成果の内容・特徴 | ・イシダイ稚魚を網かごに入れ、本疾病が発生している水槽へ3時間ごとに垂下・回収し、その後、別の水槽へ移してイシダイの死亡状況を追跡した。その結果、0:00~3:00、21:00~24:00に垂下したイシダイが最も早く死亡したことから、水槽ではこれらの時間帯を中心に感染が起こっているものと考えられた(図3)。 ・マダイ稚魚を網かごに入れ、本疾病が発生している養殖場へ3時間ごとに垂下・回収し、その後、別の水槽へ移してマダイから離脱してくる虫体を捕捉した。その結果、0:00~3:00に垂下したマダイから最も多くの虫体が離脱したことから、養殖場ではこの時間帯を中心に感染が起こっているものと考えられた(図4)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 海産白点虫の宿主からの離脱時刻および宿主への感染時刻を考慮し、昼間の時間帯に生簀の移動を行うことにより、効率的に本虫の感染環を遮断することができ、本疾病を防除することが可能になる。 |
| 図表1 | 230126-1.pdf |
| カテゴリ | 病害虫 防除 |
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