福島県で発生したトマト条斑病の病原ウイルスと弱毒ウイルス利用による防除

タイトル 福島県で発生したトマト条斑病の病原ウイルスと弱毒ウイルス利用による防除
担当機関 福島県農業試験場
研究期間 1993~1993
研究担当者
発行年度 1993
要約 福島県内のTMV(タバコモザイクウイルス)抵抗性トマトに発生した条斑病の顕著な症状は、モザイク果とえそ果であった。いづれからもTMVが分離されたがモザイク果からの分離株はTMV普通系、えそ果からの分離株はTMVトマト系と考えられた。モザイク果は、TMV弱毒ウイルス L11Aの前接種により防除できた。
背景・ねらい 1990年頃から福島県内のTMV抵抗性トマトに発生した条斑病の病原と
弱毒ウイルス利用による防除を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 条斑病は夏秋栽培のTMV抵抗性トマトに発生した。
    主として症状は果実に現れ、顕著な症状はモザイク果とえそ果であった。
    いずれも発生株の茎葉に顕著な異常は見られなかった。
  2. モザイク果はTMV抵抗性因子Tm/+の品種に発生し、
    えそ果はTMV抵抗性因子Tm/+とTm2a+の品種に発生しだが、
    両症状の同一株での混発は確認されなかった。
  3. モザイク果とえそ果からはともにTMVが分離された。
    それぞれの分離TMVについて検定植物の反応や血清反応結果から
    系統を検討した結果、モザイク果からの分離株はTMV普通系、
    えそ果からの分離株はTMVトマト系と考えられた
    (表1)。
  4. モザイク果は接種により症状が再現された。
  5. モザイク異についてTMV弱毒ウイルスL11A
    の前接種による防除を検討した結果、
    本弱毒ウイルスは、TMV抵抗性因子Tm/+を持つ品種に容易に感染し、
    高い防除効果を示した
    (表2)。
成果の活用面・留意点 TMV弱毒ウイルスL11Aは、TMV抵抗性囚子Tm2、
Tm2aをもつ品種にえそ斑を生じ生育を阻害するので使用しない。
図表1 230424-1.gif
図表2 230424-2.gif
カテゴリ 病害虫 栽培技術 抵抗性 トマト 品種 防除

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