西洋ナシ‘ラ・フランス’の摘果基準

タイトル 西洋ナシ‘ラ・フランス’の摘果基準
担当機関 岩手県園芸試験場
研究期間 1993~1994
研究担当者
発行年度 1993
要約 わい性台使用「ラ・フランス」の10a当り収量の目標を3t、果実の大きさ280g以上、糖度14%以上を目標とする場合、1果当りの葉数を60枚以上にすると目標をほぼ達成できた。
背景・ねらい 西洋ナシ「ラ・フランス」は高級生食用果実として消費が伸びており、大玉果(280g
以上)の市場性は高い。しかし、「ラ・フランス」は樹体や果実の生育特性等から200~
250gと小さく、10a当りの収畳も2t前後と少ない。また、過着果では糖度が低下する
など影響が大きい。そこで、果実肥大に影響の大きい着果量と葉数の関係をあきらか
にするため、クインスA台「ラ・フランス」を用い1果当りの葉枚数と果実の大きさに
ついて検討した。
成果の内容・特徴
  1. 1果当りの葉枚数40枚~50枚では果実はやや小さく、60枚以上では僅かながら肥大傾向
    がみられた。また、280g以上の果実の占める割合は60枚以上で高まる傾向がみられた。
  2. 収量は1果当りの葉枚数が50~60枚では2.5t~3.5tであったが70枚以上では減収傾向が
    みられた。
  3. 1果当りの葉枚数が60枚以下では低糖度であったが、60枚以上では14%以上と高まる
    傾向がみられた。

    表1 クインス台木使用ラ・フランスの摘果強度と
    果重分布
    図1 クインス台木使用ラ・フランスの摘果強度と
    平均果重
    図2 クインス台木使用ラ・フランスの摘果強度と
    10a当たり収量
    図3 クインス台木使用ラ・フランスの摘果強度と
    糖度
    図4 クインス台木使用ラ・フランスの果そう葉毎
    の葉数分布
成果の活用面・留意点
  1. 葉数を数える場合、2~4cm2程度の小葉は除く
  2. 摘果時期が遅れると、果実の肥大が劣り、翌年の花芽形成に影響があるので、
    できるだけ早めに終了する。
カテゴリ 西洋なし 台木

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