各種有機質資材の特性

タイトル 各種有機質資材の特性
担当機関 岩手県立農業試験場
研究期間 1993~1995
研究担当者
発行年度 1994
要約 窒素肥効が期待される C/N比の低い有機質資材について、養分含有率、硝化率、タネバエ発生の有無、作物への肥効等を調査した。乾物中の窒素が 3.5%以上の資材は、化学肥料と同等の肥効が期待出来る。有機質資材のなかにはタネバエの餌となるものが多く、タネバエ発生量の多い資材では被害も大きい傾向にある。「ぼかし」と称した資材は様々な特性のものを含み、幅が広い。
背景・ねらい 近年、有機質資材の利用割合が高まっており、様々な原料、
製法の資材が流通し、利用されている。
しかし、資材の特性を把握出来ないために、過剰施用が行われた例や、
タネバエ等の被害を招いている例も見受けられる。
また、「ぼかし」と称する資材も多く出回っているが、
その特性は明らかではなかった。
そこで、県内に流通している有機質資材の内、
比較的 C/N比の低い資材をいくつかピックアップし、
その養分含有率や硝化率、タネバエ発生の有無、
作物への肥効等の特性を明らかにした。
成果の内容・特徴
  1. 県内に流通している有機質素材、および自作の有機質資材の中で、
    乾物中の窒素が 3.5%を越えるものは、硝化率が高く
    (図1)、
    化学肥料並みの施肥量で化学肥料と同等の肥効が期待出来る。
    (図2)。
  2. 窒素含有率が高い資材で、未熟なものはタネバエの餌となり
    (表1)、
    タネバエの発生を誘発して防除が困難となるので、
    被害を受け易い品目(ホウレンソウ、ダイコン、ネギ類等)
    への施用は注意を要する。
  3. 「ぼかし」と称した資材の性格は、硝化率の高い化学肥料的なものから
    殆ど窒素の肥効が望めない資材まで幅が広い
    (図3)。
成果の活用面・留意点
  1. 資材の特性が不明な有機質資材の暫定的な施用法、施肥量決定の参考とする。
  2. 直まきで、タネバエの被害を受け易い品目への資材選定の際の参考とする。
    ただし、タネバエの餌となる資材でも、形状、施用量、臭いの有無等によって、
    圃場での被害率が低い場合があるので、利用できる可能性はある。
  3. 乾物中窒素による資材の硝化率の推定は、かにがら、貝がら、ゼオライト等
    無機成分の多い資材では低めに評価する傾向があるので、
    材料等を確認する必要がある。
図表1 230610-1.gif
図表2 230610-2.gif
図表3 230610-3.gif
図表4 230610-4.gif
カテゴリ 土づくり 肥料 病害虫 施肥 だいこん ねぎ 防除 ほうれんそう

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